第七章 C.D.の計略
輝きを超えた煌き
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は違う。
もっともっと、力強い息吹のような光の瞬き――――――!!!
「これは――――!?」
ドォッッッ!!!
気づいたときには、オルタは吹き飛ばされていた。
無意識のうちに上がっていた腕は、ガードの役にも立たず粉々に砕けていた。
パンチをしたのか?
キックを喰らったのか?
オルタにはわからなかった。
オルタの視界からアギトは一瞬も外れていない。
だがオルタはアギトの歩み寄る姿しか見ていないのだ―――――
(無挙動の攻撃?それとも速すぎて見えないだけか!?だが産む意識下であってもガードできたなら―――――)
腕が壊れたことにまだ気づかない。
それほどの一瞬のうちに、オルタの思考は回っていく。
だが
(グッ!?腕がこれか。ならば―――)
「―――ゴ破ァッッ!?」
ブチ砕かれる背中。
オルタはまだ、吹き飛ばされて宙にいるうちだったというのに。
しかもその間にも、アギトはずっと同じところに立っている。
立っているのに、なぜ自分の背後に攻撃できる!?
ドシャぁ――――・・・・・
オルタの身体が、地面に転がる。
元居た場所に、そのまま帰ってきたのだ。
セイバーたちからすれば、何が起きたかわからない。
確かに、アギトの一助になればとエクスカリバーをあの形で放った。
だが、まさかここまでとは。
聖剣を手にしたライダーが、ここまで凄まじいものだとは思わなかった――――!!!
「そうか、これが・・・アギト・・・・進化する、力か・・・!!」
「様々なものがある。悪意も善意もある。だから人の可能性はどこまでも伸びる。これはその輝き」
「はは・・・輝きじゃ、今までのシャイニングじゃないか・・・・君のそれは・・・今や・・・・」
そうこれは、輝きを超えた煌き―――――――
「ハァァァアアアアアアア!!!!」
「オオオォォォォォオオオ!!!!」
アギト、オルタの両者の足元に各々の紋章が浮かび上がる。
両者ともに最後の一撃。
特に、オルタはこの場の魔力を吸い上げての大一番だ。
だが、アギトの輝きは
(眩む・・・ッ!!だが、それでこそ!!!)
オルタは怯まない。臆さない。恐れない。
今持てる力のすべてを。
だからこそ、だからこその証明になる!!!
「ダァッ!!!」
「ハァァッッ!!!」
跳び上がる。
そして、放たれる。
両者ともにライダーキック。
空中で突き進み、そして衝突するアギトとオルタ。
「なっ!?」
だが、オルタと衝突したのはアギト本人ではなか
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