第11話
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ァー教官、胸をかしてくれて感謝ッス。また機会があったらよろしくお願いしたいもんだぜ。」
「ああ、いつでもいいぞ。ちなみに先手後のラッシュはちょっと大雑把過ぎたな?一撃一撃を的確に繰り出せば次にも繋げやすくなるだろう。」
「………ケッ………」
ランディの問いかけを軽く流したアッシュは不敵な笑みを浮かべてリィンに感謝の言葉を述べたが、リィンの指摘を聞くと舌打ちをしてその場から離れた。
「おいコラ、アッシュ……!……ったく、すまねぇな。どこか危なっかしいヤツだとは思っちゃいたんだが。」
「はは……結構な問題児みたいだな。だけどあの天性のバネ―――鍛えれば相当強くなりそうだ。」
「ああ、そいつは同感だぜ。」
その後、機甲兵教練は午前中のうちに一通り終了し……昼食後、興奮も覚めやらぬうちに週末の”特別カリキュラム”について生徒達全員に伝えられるのだった。
〜軍略会議室〜
「っひょおおおっ、マジか!?専用列車に乗って、サザ―ラント州へ遠征やて!?」
「うわ〜、なんだかワクワクしてきましたねぇ♪」
「で、ですが入学したばかりでどうしていきなり………」
「……まあ、それが命令ならこっちは従うのみだけど。」
「金曜日ということはあまり準備期間もないな………」
「えっと、食料とか現地調達できるのかな……?」
「フフフ、豊かな山の幸がさぞや期待できそうだな……!」
「―――出発は金曜の夜、それまでに為すべき準備をクラスごとに決めてある!担当教官の指示に従って備え、英気を養うこと―――以上だ!
”特別カリキュラム”の説明を受けた生徒達が様々な反応を見せている中ミハイル少佐は冷静な様子で説明を続けた。
「うーん、入っていきなり地方での演習だなんてねぇ。サザ―ラント………エレボニアの南西の州だっけ?」
「ええ、ここからだと列車で数時間ほどですね。ちなみに”第二都アルトリザス”は14年前の”百日戦役”にてアルトリザスと隣接しているサザ―ラント州の中心部の都市である”白亜の都セントアーク”がメンフィル帝国軍に占領、そしてメンフィル帝国領となった為、新たなサザ―ラント州の中心部の都市となった場所です。」
「へ〜、じゃあお隣はメンフィル帝国の領土なんだ………って、メンフィル帝国の領土になった経緯や今のエレボニアとメンフィルの関係を考えると色々な意味で大丈夫なの!?」
自分の質問に答えたアルティナの話を聞いたユウナは呆けたがすぐに我に返り、表情を引き攣らせて指摘した。
「サザ―ラントか………(………懐かしいな。)」
(えっと、たしかリベールで2番目に近いエレボニアの地方で、そのお隣はリベールのハーケン門に一番近いメンフィルのセント
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