第11話
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ナさんは人のことを全く言えないと思いますが。」
「むぐっ………」
ジト目のアルティナに指摘されると気まずそうな表情で黙り込んだ。
「………………」
一方クルトは真剣な表情で黙って2体の機甲兵を見つめた。
「クク、礼を言うぜ。シュバルツァー教官どの。折角だから英雄サマの凄さを直接味わってみたくてねぇ。」
「別に構わないが……いきなりヘクトルで大丈夫か?パワーがある分、扱いは難しいから初心者にはハードルが高いぞ?」
「ああ、そうみたいだな。だが――――コイツを使うには少しパワーが必要なんでな……!」
そしてリィンの忠告に対してアッシュが不敵な笑みを浮かべて答えたその時ヘクトルは先端が赤く光り始めたヴァリアブルアクスを振り上げた!
「なっ……!?」
「その距離では―――」
「いや……!」
アッシュの行動にユウナやアルティナが驚いている中すぐに察したクルトが血相を変えたその時、ヘクトルがヴァリアブルアクスを振り下ろすと何と鎌の形態をしている刃が伸びてドラッケンに攻撃をした!
「ええっ!?お、斧が”伸びた”……!?」
「奇襲用のギミックだと……!?」
「あら、やるじゃない♪」
「だぁっはっはっはっはっ!”戦”ってモンをよく理解しているようだな、悪ガキよぉ?」
ヘクトルの奇襲攻撃にセレーネとランディが驚いている中、レンとランドロスはヘクトルを操縦するアッシュに対して感心していた。一方ドラッケンを操縦するリィンは間一髪でヘクトル奇襲攻撃を回避した。
「やりやがる……!だが先手はもらったぜ!」
その後ドラッケンはヘクトルの先制攻撃を連続で受けてしまったが、すぐに立ち直り、余裕な様子でヘクトルを戦闘不能に追いやった。
「はあ〜………なんとか凌いだか。ていうか最初の”あれ”、さすがに汚すぎない!?」
模擬戦の様子を見守っていたユウナは安堵の溜息を吐いた後アッシュの奇襲攻撃を思い出し、不満を口にした。
「確かに、開始の合図の前でもありましたし。」
「ああ………武を尊ぶエレボニア人の風上にも置けないやり方だ。(だが、あの瞬発力と虚を突いた奇襲は……)」
ユウナの意見にアルティナと共に頷いたクルトはアッシュのヘクトルの操縦の腕前について考え込んでいた。
「チッ……しくじったか。」
「おい、アッシュ・カーバイド!開始前の奇襲はともかく、あのギミックはなんだっつーの!?昨日、追加で届いた装備だが……なんであんな仕掛けを知っている!?」
アッシュがヘクトルが飛び降りるとランディが血相を変えてアッシュに駆け寄ってアッシュに問いかけた。
「偶然ッスよ、偶然。振ったらたまたま飛び出ただけさ。シュバルツ
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