第11話
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の最中で、結社から奪い取った人形兵器です。」
「そう言えばその話は兄上から聞いた事があるな………まさか、あれ程巨大な人形兵器だったなんて想像もしていなかった。」
「ア、アハハ……まさか本当に朝のミーティングで言っていた事を本気で実行するなんて、何気にランディさんやお兄様もスパルタですわね……」
ユウナは他の生徒達同様口をパクパクさせた後驚きの声を上げ、ユウナの疑問にアルティナが冷静な様子で答えている一方、クルトはある事を思い出して呆けた表情でパテル=マテルを見つめ、セレーネは冷や汗をかいて苦笑していた。
「これから俺とランディ、パテル=マテルを操作するレン教官が交代で君達2名の相手をする。呼ばれた者は前に出てくれ。まずはユウナ、クルト!」
「って、いきなり!?」
「……折角の機会だ。見極めさせてもらおうか。」
リィンに名前を呼ばれたユウナは驚き、クルトは静かな闘気を纏いながらで呟き
「お二人とも、ファイトです。」
「フフ、頑張ってください。」
アルティナとセレーネは二人に応援の言葉をかけた。
「へぇ………?」
「ふふっ……」
一方その様子をそれぞれの場所からアッシュとミュゼは興味ありげな様子で見守っていた。
その後それぞれドラッケンに乗り込んだユウナとクルトのペアは協力してリィンが操縦するドラッケンを戦闘不能まで追いやった。
「や、やった……!」
「いや…………(ギリッ)」
リィンが操縦するドラッケンが戦闘不能になる様子を見たユウナが自分達の勝利に喜んでいる中、何かに気づいていたクルトは悔しそうな表情で唇を噛みしめた。
「……いい感じだな。今の感覚を覚えててくれ。」
するとその時リィンの称賛の声が聞こえた後リィンが操縦するドラッケンは立ち上がった。
「余裕か……」
「ふむ、流石ですね。」
リィンが手を抜いて二人と戦った事に気づいた生徒達は驚いたり感心したりしていた。
「よし、お次はウェインにレオノーラだ――――」
その後次の模擬戦が始まり、次の模擬戦が始まった頃、機甲兵から降りたユウナとクルトはアルティナがいる所に戻った。
「お二人とも、お疲れ様でした。」
戻って来た二人に対してアルティナは労いの言葉をかけ
「く、悔しい〜っ……!途中から手を抜かれてるって気づいてたのに……!」
「こちらは初搭乗だ。気にする必要はないさ。(………手を抜かれてたとはいえ、やっぱり納得いかないな……どこか手ぬるいというか甘さがあるというか………)」
リィンに手を抜かれていた事にユウナは悔しそうな表情で声を上げ、ユウナに慰めの言葉をかけたクルトは複雑そうな表情で考え込んで
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