第11話
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「というか”機甲兵”を”鉄屑”呼ばわりするのは、さすがにこの分校の教官の発言として、かなり問題発言だと思うのですが……」
我に返ったランディとリィンはそれぞれ疲れた表情で指摘した。
「そういや、リィン。ラジオの”アーベントタイム”の件、もしかしてお前さん達もメンフィル帝国から既に聞いているか?」
「!あ、ああ。という事はランディとランドロス教官も……?」
ある事を思い出したランディの問いかけを聞き、ランディも”アーベントタイム”の事について知っている事に気づき、ランディとランドロスに訊ねた。
「おう。昨日の夜に、ルイーネから直通の連絡が来たぜ。クク、内戦の件で散々な目に遭ってエレボニアから逃げておきながら堂々とラジオ番組に舞い戻ってくるなんざ、中々肝の据わった女のようだな、”蒼の深淵”とやらは?」
「ったく、正体隠すつもりがあるんだったら”皇妃”のルイーネ姐さんを呼び捨てで呼ぶなっつーの。……それにしても容姿とかもデータで送られてきて確認したが、あんなスタイル抜群かつ美人なお姉さんが”蛇の使徒”とはねぇ。しかも昨日俺もたまたま”アーベントタイム”を聞いて声を知ったけど、メチャ好みの声で、俺のドストライクのお姉様じゃねーか!例え戦う相手が綺麗なお姉様や女の子でも分校長や”鉄機隊”みたいなおっかない連中よりも、ミステリアスかつ妖艶な雰囲気を纏っているっぽい”蒼の深淵”のような連中がよかったぜ……」
「ハハ………その言葉は絶対に分校長の前で言わない方がいいと思うぞ。(というか会った事もないのに、よく雰囲気とかわかるな……それにしても”鉄機隊”か。分校長が”碧の大樹”の件が終わった後、分校長は自分がリウイ皇帝陛下とイリーナ皇妃殿下に仕える事とその理由を説明して、”鉄機隊”の解散を宣言した後”神速”を含めた”鉄機隊”の隊士達は分校長について来なかったそうだけど………彼女達も”結社”の残党として活動しているんだろうか……?)」
ランドロスのある言葉を聞いて呆れた表情で指摘したランディは気を取り直した後真剣な表情で会った事もない人物の予想を口にした後疲れた表情で溜息を吐き、リィンは苦笑しながらランディに指摘した後かつて戦ったある人物を思い浮かべて、その人物のその後について考え込んでいた。
その後準備が終わり、”機甲兵教練”が始まった。
2〜4限、機甲兵教練――――
〜グラウンド〜
「はあ、本当に機甲兵に乗るハメになったなんて……………」
教練がある程度終わり、休憩時間で生徒達がそれぞれ初めて乗る機甲兵について話し合っている中ユウナは疲れた表情で肩を落とした。
「その割にはノリノリで基本操縦はクリアしていたみたいですが。」
「ああ、僕
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