暁 〜小説投稿サイト〜
銀河英雄伝説〜ラインハルトに負けません
第五十七話 ジジイの恐怖
[3/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
てるじゃないですか。
気を取り直して。

「ケーフェンヒラー准将先ほどは形式的な挨拶でしたが、
父様やグリンメルスハウゼン子爵が言うように、
今回の様々な仕掛けは私が考えて子爵に実行して貰ったモノです」

ここは実行者は爺様だと強調です。
「ホホホ、そうですな、実行は儂が行いましたな」
「しかし、殿下は未だ10歳にも成らないお年のはずですな、
その様な知識が彼処まで出てくるとは、唯々驚くだけですが」

「持って生まれし才能でしょうかね、
これがなければとうの昔に冷たい土の下だったでしょう」
父様が凄く優しい目で見てくれます。

「そうなのじゃ、テレーゼは生まれた時に害されそうになっての、
偶然に助かったに過ぎんのじゃ、それ以来韜晦を続けておる、
こういう謀も表には出ずに予等がやっておるのじゃ」

「しかしその様な事私に伝えてしまい宜しいのですか」
「そこでじゃ、卿の知識と経験をテレーゼの為につかって欲しいのじゃ」
「私の経験や知識は役に立つとは思えませんが」

「いえ聞きましたよ、家庭のことなども知りましたが、
其れについては、私は何も言えません、
しかし20代で地方行政のエキスパート、軍に入っては情報分析のエキスパート、
是非私の師匠になって頂きたいのです」

「ケーフェンヒラー、予からも頼む、テレーゼを助けて遣ってくれ」
考えてるです。
「陛下、殿下、老い先短い老人でございます、お役にたてるとはとうてい思えませんが、
このように頼まれて断るわけにも行きますまい、
テレーゼ様のお手伝いを致します」

なんとかなりましたね、けど体には気をつけて貰わないと大変です。

「臣は何をすれば宜しいのでしょうか?」
「ケーフェンヒラー准将、取りあえずは体を治すことに専念して下さい、
その間に向こうで研究していた、
ジークマイスターとミヒャールゼンの事に対する研究を続けて頂いて結構です、
軍務省や統帥本部や宇宙艦隊の資料にアクセス出来るように取りはからいますから、
自由に閲覧なさって下さい」

おーやはり驚いてますね、どこから漏れたのかと思ってるようです。
父様と爺様には誤魔化して伝えて起きましたら、平気ですけどね。
普通は怪しまれますよね。

「どこから其の話をお聞きに成られたのですか?」
「エコニアに居た方が偶然その話を知っていたんですよ、なんでも看守から聞いたとかで」
「なるほど、そうでしたか。
お言葉に甘えてこの老骨を直し殿下のお役にたてるようにいたしましょう」

「お願いしますね、それと明日付けでケーフェンヒラー准将から少将へ昇進です、
本当は大将にしたいんですが、流石に無理とのことで取りあえず少将で我慢して下さい。
後肩書きは、私の領地のローエングラ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ