『子供の心境』
[8]前話 [2]次話
3月13日､やっと下校。
Ｙ君が『今日は婆ちゃん家やけん同じ道。一緒に帰ろう』って言うてきた。
やのにＹ君は正門出てすぐ急に走り出した。
ﾏﾏ勿論『走るな言うとんが解らんのんか!』と怒鳴ります。
君は『嘘つきやねっ!!』って怒りと悲しみの涙を堪えつつ言い放った。
結局は一緒に帰ったけど､一緒に帰ろうって自分から言ってきたくせに､急に逃げるように走り出す行為が理解できん。
ほんで怒りと悲しみの涙を飲んでまで簡単に赦せれる君の気持ちがｻｯﾊﾟﾘ理解できん。
うん､ﾏﾏがおかしいんやろうね､ソコは。ごめんね､ﾏﾏ物心着いた頃からずっと純粋な気持ち持ち合わせてないから(笑)だから子供子供してなかったし､子供の心境なんか子供の頃から一切理解できんかったし(笑)
だから､君には子供らしい子供時代を過ごして欲しいとは思ってるよ。でも正直､子供らしくって何？って思いは在る...。子供だろうが大人だろうが善悪の判断は出来る方がいいに決まってるし。間違いは正したいし。
ﾏﾏ自身が間違った人生を生きてきたから。そもそも産み堕とされたことが間違いだったらしいし(笑)だから散々な人生で､クソみたいに価値の無い人生で...一体何回死に損なったことか､ほんま笑えん(笑)
君にはﾏﾏみたいな人生､一瞬たりとも歩んでしまわんように生きて欲しいから。一切ﾏﾏの気持ちが解らんくらい遠い世界で生きてて欲しいと願ってるから。
3月14日､ﾎﾜｲﾄﾃﾞｰ。ほんまは君から欲しかったんやけど...あげるよ(笑)すみっｺの四角い箱。その中に缶も入ってる♪ﾁｮｺとﾗﾝｸﾞﾄﾞｼｬ入り。[とかげ]のお母さんも写ってる♪
九九まだ習わんけど家で頑張って覚えてる最中。3の段の3×6=18まで完璧になった。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ﾍﾟｰｼﾞ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿ｻｲﾄ〜
利用規約/ﾌﾟﾗｲﾊﾞｼｰﾎﾟﾘｼｰ
利用ﾏﾆｭｱﾙ/ﾍﾙﾌﾟ/ｶﾞｲﾄﾞﾗｲﾝ
お問い合わせ
2024 肥前のﾎﾟﾁ
しおりを解除