第十三部[BLEACH物語]
外伝
外伝にじゅうに[銀の龍の背に乗って]
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我は産れながらの王だった。
強靭で大きな体を持ち、
ブレスを放てば大概の相手を消滅させれた。
産れてから何年かは同族ばかりを食べていたがつまらん。
我は強くなり過ぎた。
死神達も最近は我を見ても逃げ出す始末。
炎の操る死神が唯一我の鱗を焼いたぐらいか。
後はダメージすら負わなんだ・・・
霊能力者共も同上。
我は最強である。
つまり王だ。
唯一であり絶対の王である我に名など不要。
王と名乗ればよい。
・・・
我は未だかつてないほどの恐怖と危機にさらされている。
我の経験上では弱い人型の虚である。
なのに本能が言う、
”手を出したら死ぬ”と。
見た目は鳥の面を被った人間だが何だこの違和感。
霊圧も霊力も大した事無いのに直感が常に警鐘を鳴らし続けている。
怖い、怖い・・・
ここで離れても何かしらが原因で敵対関係になってしまうかもしれない。
怖い・・・
彼の部下になろう。
そうすれば敵対だけは無くなる。
直感の警鐘が消えた。
・・・
彼は襲い掛かってくる同族を食べることで生活をしている虚だった。
私にも虚を分けてくれる。
彼の傍にいると急激に肉体が成長していく。
彼の霊力に引っ張られているのか?
もしくは危機感のせいで肉体を成長させているんだと思う。
そのせいか常におなかが減って仕方が無いが。
・・・
彼と出会ってから一年ほどで200mあった私の体は圧縮されてさらに強靭になった。
彼と同じくらいのサイズで人型の体。
彼と同じ言葉。確か日本語って言っていたけどそんな国あったか?
彼は私にシルヴァーナと名を付けてくれた。
その瞬間からだと思う。
私が心から彼の物になったのは。
王に名前は不要とか言ってた過去の私は正直恥ずかしい。
クロウ様は人型になった私を鍛えてくれるようになった。
二本脚を使用した歩法。
徒手空拳の武術。
大きい相手を相手にした時の柔術。
刀と言う武器を使用した刀剣術。 (斬魄刀)
棒術や斧術、槍術などの戦闘技能。
礼儀作法から始まり、
料理、裁縫、掃除などの家事技能。
料理では未だにクロウ様には勝てない。
治療技能、
鍛冶などの便利技能から
農業なんかも教えられた。
楽しかったけどクロウ様は私をどうするつもりなんだ?
休み無しに500年ぐらいずっと。
そのおかげか私は凡そ万能になったと思う。
クロウ様との模擬戦の結果はゼロ勝・・・
過去の自分の直感を信頼して良かったと心底思
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