どっちが鬼か分からなくなった
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ひとまずひろしは、最初に来て皿の破片を取った片方にあるドアが開かないかと確かめていた。ついでに、まだ皿が落ちているままか確認しに行くと見事にそのままにしていた。
「これはかなり言えますね」
もうどっちが鬼か分からなくなってきた。ひろしは、片方の鍵穴に鍵を差し込んだ。すると、ガチャッと音がし、ドアが開いた。中に入ると何かが横切っていたのを見た。ひろしは、近くに机があるのを見つけ、何かないかと確認する。本の下に寝室の鍵を見つけ、ひろしはそれを手にする。
テ-ン テ-ン テ-ン テ-ン
何かの音がしたとき、あの化け物がこっちへとやって来た。
「来ましたか…」
「そこのお前…食ってy「なんで、片付けないのですか」は?;」
「隣の部屋、皿が割れたままでずっと放置していましたよ。何故、片付けないのですか。それとも、そんなことすらできないのですか?」
「え、えっと…それは……;」
「あと、風呂場から出たとき、タオルで体を拭かなかったから、ブルーベリー色の水で汚くて、ここに来る人達がいなくなりますよ。それでもいいのですか?ついでに、こけて死にますよ。」
「ひっ…そ、それはっ…………」
青鬼はひろしにズバズバと色々なことを言われ、返す言葉すらなかった…。
「か、勘弁してくれーっ!!!!!」
青鬼が図書室から出ていき、どこかへと去って行ったが、ドシーンと音がし、ひろしは玄関のところへと向かってみることにした。
「あっちから音がしましたね…行ってみるとしましょう……」
*
「これは…自業自得ですね」
確認して見ると、青鬼が気絶していたことが分かった。さっき、水浸しにだったので、それで滑って頭をぶつけたのだろう。
「さて、こんな化け物は放置して、4人で脱出しときましょう」
ひろしはたけしがいるかと再び行ってみることにした。しかし、そこには…たけしの姿が見当たらなかった。ただあるのは、ハンカチだった………。
「一応、貰っておきましょう……」
ひろしはハンカチを手にし、寝室部屋を探しに行く。1つ1つのドアを確認しに行ってみるが、ドアはたけしがいたドアしか開いていなかった。そこに、3Fへと続く階段があり、ひろしは上っていく。
*
3Fにたどり着くと、左と目の前にドアがあった。ひろしは目の前の方のドアから行ってみることにした。
「特に何もなさそうですが…あそこにあるドアはなんでしょうか……」
ひろしがそのドアを調べようとしたとき、後ろから誰かがガチャッと開けてきた。
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