正規空母・加賀と蒼龍の話
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『血の臭いのする廊下』の話。
加賀「ヒィッ……!」
瑞鶴『加賀さんマジでビビってる。ちょっと可愛いなぁ』
翔鶴「血の臭いのする廊下……ですか?」
赤城「運動場の日本兵の話は、私も聞きました。なんでも、夜中に運動場の辺りを彷徨いているとか」
そうそう。夜中にトイレに起きた駆逐艦の娘とかが見たらしいんだけど、昔の日本陸軍の格好で運動場の真ん中辺りに立っていたり、その辺を彷徨いてたりするらしいよ。血の臭いのする廊下は、たまにだけど血生臭い匂いが漂ってくる廊下があるんだって。
飛龍「う〜ん……幽霊の方は何か目的とか、探し物でもあるのかな?」
提督「しかし、今の所は実害は出てないんだろ?誰かが襲われたとか」
瑞鶴「むしろ幽霊じゃなくて、憲兵さんがコッソリ侵入してるだけだったりして!」
翔鶴「でも、それなら川内さん達警備班の人達が見逃す筈はないでしょう?」
加賀「むしろ憲兵さんであって欲しいわ」ガクガクブルブル
提督「ま、実害が出るまでは放置だな」
加賀「えっ」
提督「万が一誰かが襲われたりしたら、お祓いでも何でも対策を考えるさ」
赤城「廊下の異臭は……下水とかの不調でしょうか?」
提督「そっちは明石や妖精さんに調査を頼むさ」
蒼龍「でも、幽霊って悪さをする物なの?」
提督「あぁ、ほとんどは無害らしいが中にはいるらしいな。この世に怨みを持ってる霊……怨霊とか悪霊って奴だな」
赤城「その口ぶりだと……提督は遭遇した事が?」
提督「あぁ、あるぞ……昔な」
加賀『やっぱり実在するんだ……』ウルッ
飛龍「撃退したの?」
提督「まぁな。拝み屋だとかいう胡散臭いオッサンに聞いた方法だったが」
瑞鶴「ちなみにどんな方法?」
提督「塩を握り込んで殴る、それだけ」
翔鶴「脳筋すぎません!?」
加賀「塩を握り込んで……成る程、ならば艦載機の爆弾に塩を詰め込んで爆撃すれば」ブツブツ
一同『真に受けて実行しようとしてるー!?』
提督「いや、加賀……冗談だからな?」
加賀「ええっ!?」ガーン
瑞鶴「加賀さんて、幽霊が絡むとポンコツになるんだね!」ケラケラ
赤城「ところで加賀さん」
加賀「な、何かしら?」
赤城「こういう怪談話しとかしてると、幽霊が寄ってくるって言いますよね?」ニッコリ
加賀「!?」ビクッ
飛龍「ぶふっ……!」
赤城「加賀さんの周りにうわわわわ〜って……」
加賀「あっあっあっあっ」ガクガク
提督「赤城、加賀が発狂しかけてるから止めてやれ……ぷっ」
蒼龍「赤城さん、ドSぅ〜www」
加賀「あ、あぁ……何だか怖く
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