第69話 俺は青春が少ない
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はなりたくない。
……いいじゃない。そんなに俺が頼りないってんなら、とことん付き合わせて貰おうじゃないの!
俺は寝巻きを脱ぎ捨て、胴衣を纏い、白帯をギュッと締める。
全ては、今日の特訓のために。そして、(多分)俺をナメてる親父と兄貴を見返すために……。
――仮に、今の俺が昔より随分と強くなっているのだとすれば、それはこんなベリーハード極まりない日々を過ごしていたからに他ならない。結局あれからも、俺は終始兄貴にボコられっ放しだったし。
そんな俺でも、今は――戦えてる。
矢村のために、救芽井のために。ついでに多分、俺自身のために。
それだけのことが出来るようになったってトコは……まぁ、素直に感謝しとこうかな。
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