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とあるの世界で何をするのか
第四十七話  戦い終わって
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て少し伝えておかなければならないことがあるのだ。

「いや、佐天さんには随分前に話してるんだけど、レベルアッパーってのが何をするのか分かってなかった時期にある仮説を立てたんだ」

「うん」

 俺が話し始めるとマコちんが最初の相槌を打ってくれた。

「もし、レベルアッパーが脳に過剰演算をさせることでレベルを上げてるんだとしたら、って最初に考えてたんだけど、もしそうだったのなら今まで倒れてた人って下手すると今頃脳の活動が停止してるかも知れなかったんだよね」

『うっ!』

 まずは暗に死んでいたかも知れないよと教える。三人とも胸を押さえているが、まあ良いだろう。

「佐天さんに話したたとえ話だけど……能力そのものの強さを光の明るさとして、各個人が使える能力の限界値を電球の規格、演算の速度を電力にたとえると、個人の限界能力が豆電球の人にレベルアッパーで家庭用100ボルトとか、もしかしたらナイター照明用の電流を流した時にどうなるのかってね」

「そ……それは……」

 御坂さんと一緒の時にしたたとえ話を出すと、ある程度実感が湧いてきたようだ。

「その上で、俺は佐天さんにそれを知っても使いたいって思うなら止めないよって言ったんだ。だから、佐天さんはちゃんと覚悟があって使ったんだと思ってる」

「そっか、だから涙子は……」

「そうだったんだね……」

 レベルアッパーを初春さんに送った時にした話をすると、三人とも何か納得したようでうんうんと頷いていた。

「涙子から危ないかもしれないって事は聞いてたんだ。でも、どうしてもレベルを上げたいと思って……」

「倒れた人も居るっぽいって話は聞いたんだ。でも、そんなのごく僅かな確率だとしか思ってなかった……」

「涙子が何回も本当に使うのかって確認してきて……最後に後悔はしないよねって聞いたんだ……。いつもの涙子からは考えられないくらい真剣な表情だった」

「それでも私達は涙子ほど真剣に考えて無くって……どうしても使いたいって言ったら涙子が分かったそれなら私も使うって……」

「それで私達が能力を使えるようになって、涙子も使えるようになってて、アケミなんか想像以上に凄い能力使えてて……でも、いきなり倒れて……」

「そう言えば、あの時の涙子は冷静だったよね。すぐに救急車呼んで、私達への指示も的確で、すぐに私達も倒れちゃったからその後どうしたのか知らないけど……」

 俺の話が終わった後は三人が代わる代わる独白をしていく。話を聞く限り、やはり佐天さんはしっかりと自分で覚悟を決めてレベルアッパーを使ったようだ。それに、この三人にも佐天さんの覚悟は分かったようなので、後は少しだけ後押しがあれば大丈夫だろう。

「そうだったんだね。まー、それなら佐
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