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とあるの世界で何をするのか
第四十七話  戦い終わって
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た物である。

「こらっ、やめっ!」

「やっと終わりましたね」

「うん、そうだねぇ」

 御坂さんが必死で白井さんに抵抗している中、初春さんと俺はようやく終わったと言う状況にほっと一息ついていた。

「お姉様、そろそろ年貢の納め時ですわよ。もうお姉様に逃げ道は無いんですの、まな板の鯛のごとくおとなしくなさってくださいな」

「冗談じゃ無いわよっ! 確かにアンタはまな板だけど、そんな物に乗るつもりは無い! ついでに言うと、まな板の鯛じゃ無くてまな板の鯉だっ!」

「うわーすげー、(まご)う事なき変態だー」

「まー、白井さんですからー」

 変態チックな白井さんに対して何気に酷いことを言っている御坂さん的には、対AIMバースト以上の危機ということになるのかも知れないが、俺と初春さんは既にほのぼのとした日常といった感じで白井さんを見ていた。しかし、その白井さんがふと初春さんの方へと顔を向ける。

「あっ、そう言えば初春。先程病院から連絡がありまして、佐天さんの意識が戻ったらしいですわよ」

「そうですか、良かったぁ」

 白井さんからの情報に初春さんがほっとした表情を浮かべる。当然俺も安堵したわけだが、もう一つ聞いておかなければならないことがある。

「そっか、良かった。それで、麦野さんの方は?」

「そちらはまだ分かりませんの。それでもレベルアッパー使用者が次々と意識を取り戻しているようですから、恐らくは麦野さんも既に意識は戻っているかと……あっ!」

 俺が聞いたことにも白井さんは答えてくれるが、予想を口にした所で麦野さんだけは普通のレベルアッパー使用者とは違うことを思い出したようだ。

「麦野さんっていうのは?」

 初春さんが麦野さんについて聞いてくる。そう言えば絹旗さんや滝壺さんを紹介した時には麦野さんの話をしてなかったので、初春さんは知らないのだ。

「ウチと一緒にレベルアッパーを聞かされてた人なんだけど、絹旗さんや滝壺さんの仲間で、今は倒れて入院中。一応、俺と絹旗さん達がやってたレベルアッパー対策もちゃんと出来てたはずなんだけど、どうやら木山先生がやってたみたいにデュアルスキルになれないかって色々やってたっぽいから、それで倒れたんだと思われる人」

「そ……そうなんですか……」

 俺が麦野さんについて簡単に説明すると初春さんは微妙な表情で納得していた。まあ、デュアルスキル云々(うんぬん)と言われれば、そんな表情にもなってしまうのだろう。

「だから、解除プログラムだけで助かるかどうかっていうのが微妙なんだよねー」

「そうですねぇ」

「ふぃぎゅぉゎー!!」

 俺と初春さんで話していると、白井さんはまた御坂さんに対する変態行為を再開し、少しばか
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