第五十六話 双璧誕生秘話
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ってますが気にしてませんよ』と言ったら、
安心したようだった。
その日に飲みに誘われてロイエンタールの行きつけの店に行ったんだよね。
其処では、彼はお気に入りのレテーナ嬢とばかり飲んでいたな。
噂では女たらしと聞いていたが、1人しかはべらかさなかった。
噂も当てにならないとその時は思ったが、
2月後の10月中旬にその事件は起こった。
ロイエンタールが浮気の虫を復活させたようで、
よりによって、3人から求婚されていた上司の娘を誑かしたのだ。
まあ俺とエヴァみたいに真剣な付き合いなら良いだろうと思っていたら、
奴は数度遊んでポイ捨てしやがった、
なんとまーあひどい事をするモノだと思ったが、
奴曰く、女が勝手にやって来るから相手をしているだけだと言うんだ。
見ている限り確かに女から奴に近づいてくる、
例外はレテーナだけだったな。
女がストーカーまがいに奴の職場まで押しかけてくるは、
親の上司からは睨まれるわで、俺も些かあきれかえっていたんだが、
あの日まさかあんな事になるとは思わなかった。
あの日は奴にビッテンフェルトと共に連れられて飲みに行ったんだが。
泣かした女の自称婚約者3人から奴が決闘を挑まれた。
奴は一人で武器使って戦うと言いだしたが、
俺としては、武器なんぞ使えば下手すりゃ死人が出るので、
酔った勢いもあったが、素手で3対2で戦おうと言ってしまったんだな。
向こうもそれならと売り言葉に買い言葉でOKになったんだが、
一人やっかいなのを忘れていた、寝ていたはずのビッテンフェルトが起き出して、
『それなら俺も混ぜろ』と参戦してきた。
お前は関係なんじゃないのかと思いながら3対3での殴り合いの結果、
此方の勝利となったが、その後がやばかった。
ビッテンフェルトが加減を知らず、3人とも病院送りだ。
軍では私闘は御法度だから、これは軍法会議かと思ったら。
奴が全部自分が悪いと、俺たちを庇ってくれたのは感動したね。
結局向こうも恥になると無かった事にしたので、誰も罪には成らなかったが、
奴は昇進が遅れてしまった、済まんと言ったが、
俺と組めるようになるからいいと言ってくれた。
良い奴だよ、聞いてる限りテレーゼ様に対する愚痴も無いし、
パーティーを組むのは面白い相手だ、
2人とも先輩は要らないから名前で呼べと言われた良いことだね。
次回イゼルローンへ行ったら又組みたいモノだ。
■オーディン ノイエ・サンスーシ ベーネミュンデ侯爵邸 テレーゼ・フォン・ゴールデンバウム
ロイエンタールとミッターマイヤーの馴れ初め聞いてみたら、
んっ?て言う事があった。
部署が同じになるのは此方が仕込んだけど。
原作道理の上官の令嬢を誘惑し
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