第七章 C.D.の計略
スパイズサバイブ
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させっか!」
「邪魔だ!!!」
バキィ!!!
間に入った翼刀をディススナイパーで撃ち押しのけ、行動の止まった巧と天道を振るった腕で弾き退かす。
生身の身体でライダーの裏拳を喰らってはさすがの二人もかなわず、数メートル舞って地面に落ちる。
だが、その背後にトンと拳を置き、動くなと警告する男が一人。
「動くな。動けば内臓がひっくり返ることになるぞ」
翼刀だ。
確かに、この距離であるならばはるかに優位な立ち位置である。
しかし、スパイズはそれを見て笑う。
「触れて分かったが、お前のその腕は全快ではないはず。筋肉が震えているぞ。おそらく重度のトレーニングか大技を放ったか・・・・どちらにしろ、披露した状態にある。そこからどういう技を放つのかは知らないけれど、思っている以上の威力はないだろう」
「・・・・・・・・・・」
確かに、翼刀はつい30分ほど前に《星の一撃》を放ったばかり。
戦闘不可能ではないが、不動拳を放つにはもう少し休息を入れたい。
それを見抜く、この男は一体・・・・
「職業柄、生命についての知識は深い。人体構造なんかは、当然だ」
「ッ、不動k」
「ヅっ、ダァッ!!!」
ドンッ!!と放たれる不動拳。
だがその発音が終わる前に、スパイズの一撃は翼刀の腹部を的確にとらえていた。
避けたとはいえ、翼刀の不動拳を右肩に喰らうスパイズ。
だがそのまま回転し、スパイズは左手で翼刀の腹部にディススナイパーをぶち込んだのだ。
先の戦いは苦戦するものではなかったが、それなりに体力の消費の激しい戦いだった。
弾丸を腹筋で止めるも、翼刀の身体は10メートルは押し退かされ、そこを抑えて膝を着いて止まってしまった。
一方、転がったスパイズはいまだにサバイブということもありすぐに立ち上がり隊員に連れられる城戸の元へと向かっていた。
小銃で抵抗する隊員たちだが、スパイズのパワーの前には有象無象だ。
容易く弾き飛ばされ、城戸の胸ぐらをつかんでスパイズはその身体を持ち上げた。
「戦え、戦うんだ!!さあさあ、狂ったように戦うんだよ!!!龍騎!!」
叫ぶスパイズ。
だが、城戸はもう変身すらままならない状態だ。
しかし意識を取り戻したのか、薄目を開けてスパイズに聞いた。
「お前・・・・なんでそんなに戦いたがるんだ・・・・・・?」
「お前そりゃぁ、戦って・・・たた、か・・・って・・・・?」
「戦って・・・・・ミラーワールドを・・・・」
「そうだ、活性化だ・・・・あ?・・・・・」
「ここで、戦っても・・・・意味は・・・・・ないんじゃ・・・・」
「いや、戦おう!!戦
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