三話
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にあった書類に目を落とす。
失礼しますと言って俺は、兄上の部屋から退室し、部屋の外にいたユーベルーナに部屋に戻ろうと話し、歩き出す。
「いかがでしたか?」
「うん。人間界には行けそうだ。でも、あそこに行けるかはわからないな」
「さようでございますか。上手くいくといいですね」
「ああ。ちょっと疲れたから昼寝する」
部屋につき、二人で部屋に入る。
俺はベットに入ると、じっと見てきた。
「……抱き枕がほしいから一緒に入らないか?」
「わかりました。失礼します」
ユーベルーナはベッドに入ると俺の頭を胸に苦しくない程度に抱き締めてくる。
いい匂い柔らかい最高です。
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さて、やってまいりました人間界。駒王町!
ホテルのエレベーターから駒王町に到着した俺たちは荷物を部屋に置いてとりあえず、駅に向かう。
駅に到着するとさすが駅。人混みが凄い。人が多過ぎて人酔いしそう。さらに日光が強くて体がだるい。慣れるまで大変だ。
俺は姫島神社に早速行きたい。
でも、兄上たちがついてくるとなると面倒になる。どうやって怪しまれずに別れられるか。
「僕はこれから色々見に行きたいのですが、兄上はどうされるのですか?」
「本当は観光したいところなんだけど、仕事が入ってしまってね。今日、明日はすまないが、一人で見てくれないか?もちろん少なくとも一人は護衛をつけてもらうけどね」
「わかりました。ユーベルーナ、いこう」
「はい」
やった!まさかの仕事でスムーズに別れられた!
駅で兄上とわかれ、ユーベルーナと二人で姫島神社へのルートを確認しながら観光する。
ユーベルーナの服装は白に近いパステルカラーで露出が少なく清楚をイメージさせるワンピースに、高すぎないヒールを履いている。
なんか未亡人みたいだ。聞いたところ、男性経験はないみたいだが、ただでさえ綺麗で魅力的なのに、恋をしたらさらに魅力的になるのか。みてみたいな。
俺は汚れてもいいように短パンに英語でなんかかかれてる黒のTシャツだ。動きやすいだろ?
俺とユーベルーナは手を繋いで歩いている。これならば俺たちが親子に見えなくもないだろう。
できるならば恋人繋ぎで行きたいところだが、俺の身長が足りなくてできないのだ。悲しいなぁ。
とりあえず、お腹が空いていたので腹ごしらえにサイゼに行き、そのあとは姫島神社に向かう。
姫島神社にもうすぐ到着というところで、複数人で神社をみているやつらを発見した。
あいつらが朱璃を殺すやつらかもしれないがもしかしたら違う可能性もある。様子を見よう。
「少し様子を見よう」
「わかりました。でもここでなにもしないでいるのは私たちも怪しいのでは?」
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