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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica7-Fそうだ、合宿へ行こう〜Walhalla〜
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†††Sideイクスヴェリア†††

デデン♪と、クイズ番組の出題時に使用されるような効果音が鳴り、『問題です!』とどこからともなく声が発せられた。そんな中、コロナは「きゃーきゃー! 来てる、来てるからぁー!」そう悲鳴を上げっ放しです。

「偽者だって判っててもかなり怖いぃー!」

ヴィヴィオもコロナと同じように背後を何度も振り返りつつ、私たちの行く手を遮る両開きの扉を見詰める。背後から迫って来るのは、四つん這いや匍匐などの姿勢のゾンビと呼ばれる人たち。死体を兵器に変えるという私の性質状、ゾンビという存在にはさほど恐怖を感じませんけど・・・。

(ヴィヴィオやコロナ、悲鳴を上げてはいませんけどリオにとって、あれほどのグロテスクな死体が動き、迫ってくる様は確かに恐ろしいでしょうね)

眼球が無かったり、垂れ下がっていたり、所々が骨、肉や臓器が見え隠れしていますし。私たちが今いるココも、僅かに薄暗いですから余計に不気味に映ってしまいますね。

「ヴィヴィオ達には指1本と触れさせない!」

――コード・デリンジャー――

フォルセティは、矢面に立つようにゾンビの大群と対峙しており、両手の人差し指の先端に生成した魔力球より魔力弾を連射して、これを迎撃しました。大変格好いいですが、吹き飛ばされたゾンビは絶えることなく、次から次へと通路の奥から向かってきています。

『回答者コロナ。現在、管理世界に流通しているデバイスの種類を答えよ』

「え!? あ、はい! インテリジェントデバイス、ストレージデバイス、アームドデバイス・・・えっと、すっごく珍しい融合型デバイス、です!」

コロナが出題された問題に解答しますと、ピンポンピンポーン♪と正解を示す効果音が聞こえて、閉ざされていた扉が自動で奥へ向かって開きました。急いで扉を潜りますと、その扉はすぐに閉まってくれたので、迫り来ていたゾンビともお別れです。

「助かった〜」

「うぅ・・・。ここに来る前に、エインヘリヤルがモンスターに変装していると聞いたけど、本格的すぎてやっぱり怖い・・・」

「ねえ、フォルセティ。ルシルさん、ホントすごいね〜」

ヴィヴィオは扉に背を預け、コロナは赤い絨毯の敷かれた廊下に座り込み、リオは苦笑をしながらルシルさんのことを称えた。

「正直、お父さんのヴァルハラに来たのは初めてだから、僕もここまですごいなんて思わなかったよ」

そう、私たちは今、ルシルさんの精神世界に展開されているという創成結界・“ヴァルハラ”へとやってきています。とはいっても、肉体は現実にあり、精神だけが“ヴァルハラ”に移されているのですが・・・。それだけでも十分凄いことですよね。

・―・―・回想です・―・―・

とても美味しい夕食をいただた後、なのは
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