暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica7-Fそうだ、合宿へ行こう〜Walhalla〜
[1/9]
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
†††Sideイクスヴェリア†††
デデン♪と、クイズ番組の出題時に使用されるような効果音が鳴り、『問題です!』とどこからともなく声が発せられた。そんな中、コロナは「きゃーきゃー! 来てる、来てるからぁー!」そう悲鳴を上げっ放しです。
「偽者だって判っててもかなり怖いぃー!」
ヴィヴィオもコロナと同じように背後を何度も振り返りつつ、私たちの行く手を遮る両開きの扉を見詰める。背後から迫って来るのは、四つん這いや匍匐などの姿勢のゾンビと呼ばれる人たち。死体を兵器に変えるという私の性質状、ゾンビという存在にはさほど恐怖を感じませんけど・・・。
(ヴィヴィオやコロナ、悲鳴を上げてはいませんけどリオにとって、あれほどのグロテスクな死体が動き、迫ってくる様は確かに恐ろしいでしょうね)
眼球が無かったり、垂れ下がっていたり、所々が骨、肉や臓器が見え隠れしていますし。私たちが今いるココも、僅かに薄暗いですから余計に不気味に映ってしまいますね。
「ヴィヴィオ達には指1本と触れさせない!」
――コード・デリンジャー――
フォルセティは、矢面に立つようにゾンビの大群と対峙しており、両手の人差し指の先端に生成した魔力球より魔力弾を連射して、これを迎撃しました。大変格好いいですが、吹き飛ばされたゾンビは絶えることなく、次から次へと通路の奥から向かってきています。
『回答者コロナ。現在、管理世界に流通しているデバイスの種類を答えよ』
「え!? あ、はい! インテリジェントデバイス、ストレージデバイス、アームドデバイス・・・えっと、すっごく珍しい融合型デバイス、です!」
コロナが出題された問題に解答しますと、ピンポンピンポーン♪と正解を示す効果音が聞こえて、閉ざされていた扉が自動で奥へ向かって開きました。急いで扉を潜りますと、その扉はすぐに閉まってくれたので、迫り来ていたゾンビともお別れです。
「助かった〜」
「うぅ・・・。ここに来る前に、エインヘリヤルがモンスターに変装していると聞いたけど、本格的すぎてやっぱり怖い・・・」
「ねえ、フォルセティ。ルシルさん、ホントすごいね〜」
ヴィヴィオは扉に背を預け、コロナは赤い絨毯の敷かれた廊下に座り込み、リオは苦笑をしながらルシルさんのことを称えた。
「正直、お父さんのヴァルハラに来たのは初めてだから、僕もここまですごいなんて思わなかったよ」
そう、私たちは今、ルシルさんの精神世界に展開されているという創成結界・“ヴァルハラ”へとやってきています。とはいっても、肉体は現実にあり、精神だけが“ヴァルハラ”に移されているのですが・・・。それだけでも十分凄いことですよね。
・―・―・回想です・―・―・
とても美味しい夕食をいただた後、なのは
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ