暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica7-Fそうだ、合宿へ行こう〜Walhalla〜
[9/9]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話

放電する牙での噛み付きをしてくるハガネール。“エインヘリヤル”・リヴィーが当てないように、って注意してくれたのは助かるけど、後ろから聞こえてくる歯の打ちつけ音が怖すぎるよ。

「防御。シールド、バリア、フィールド。補助。インクリー、デクライン。結界。サークル、エリア。捕獲。バインド、ケージ。以上!」

「お、正解!」

正解はしてもハガネールとの追い駆けっこは終わらない。まだ追ってくるし、ドアは見えない。それどころか「行き止まり!?」だった。でもフォルセティがすぐに「階段! 踊り場だよ!」って言ってくれた。急いで階段を上って、1つ上の階層に足を踏み入れるとすぐに足り出す。

「も、もう、限界、かも・・・!」

肩で大きく息をしてるコロナがとうとう足を止めた。それに構わず壁に出来た黒い渦からは「次の問題いくよ〜」って、骨格だけの四足歩行動物に跨った2人のリヴィーが出て来た。フォルセティが「俺が背負う!」ってコロナを背負った。羨ましいな〜って思いながらも、そんな余裕がないことにげんなり。ここはフォルセティに任せて、わたし達は走り続ける。それから何度か問題を解いたあと・・・

「そこがゴールだよ」

「全20問、ミス無しでクリア♪」

「んじゃ、私は先に戻ってるね〜」

辿り着いたのは大きなドア。オリジナル・リヴィーの姿が蜃気楼のように消えて、“エインヘリヤル”・リヴィーは「ささ、入って入って!」って促してくれた。頷いたわたし達はドアに手を置いて、「せーの!」グッと押して開く。すると眩い光が溢れ出してきて、ふわっと浮遊感が襲ってきた。

「おめでとう! これからも勉強を頑張って、誇れる自分になってね♪」

最後に女の人の声が聞こえた。こうして“ヴァルハラ”での補習は終わって、そして2泊3日のカルナージ合宿も終わりになる。わたし達は“ヴァルハラ”から帰ってすぐに就寝。そして最後のメガーヌさんお手製の朝ご飯を食べた後、いろいろと片づけ。そして次元港へ。

「メガーヌさん、ルーテシア、リヴィア。お世話になりました!」

なのはママに続いて「お世話になりました!」ってお礼をした。

「はいっ。ホテル・アルピーノをこれからも御贔屓に♪」

「「御贔屓に♪」」

こうして第1回カルナージ合宿も無事に終わった。

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ