暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica7-Fそうだ、合宿へ行こう〜Walhalla〜
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ッツポーズ。

「えっとね〜。魔力の変換を意識しなくても出来ちゃう資質のこと。ある種の才能だけど、その代わり純粋魔力の大量放出を苦手になっちゃうってデメリットがあったりするんだよ。炎とか雷とかの資質保有者は結構多いみたいで、凍結が珍しいんだ。ちなみに保有者じゃなくても魔力を変換することも出来るね。ま、保有者に比べて手間が掛るから、普通はわざわざ変換しないみたいだけど」

リオやフェイトママやアリサさん達が前者で、フォルセティやルシルさん達が後者だ。そんな自信満々な回答をしたリオを称えるかのように『ピンポンピンポーン♪』正解音が鳴って、ドアが開いた。大手を振ってドアを潜るリオに続いてわたし達も潜った。

「あれ? リヴィー達は?」

2人のリヴィーとムゲンドラモンが付いて来なかったからそう聞くと、「そこはエリア外だから」って答えてくれたと同時、バンッとドアが閉まった。

「脅かし役や出題役を任されたという話でしたが、もう終わったのでしょうか・・・?」

「だよね〜。まさかもうクビになったとか?」

「さすがにそれは早すぎだよ」

そう話しながら廊下を進んでると、「おーい!」どこからかリヴィーの声が聞こえてきた。さらにもう一度「おーい!」って声がして、ふと窓の外を見ると、綺麗な白いドラゴンに跨った2人のリヴィーが手を振ってた。

「じゃあ早速、始めるよ〜」

「元気よく走ってね〜」

「「ブルーアイズホワイトドラゴンの攻撃! 滅びのバーストストリーム!」」

ドラゴンの開いた口から「また砲撃ぃー!?」が発射されてきて、窓を突き破り、廊下を横断して、壁を穿った。しかも「また連射!」で、わたし達は全力で次のドアを目指して走り出す。止まったら確実にアウトだもん、あの威力。

「問題! 2週目! 回答者ヴィヴィオとフォルセティ、2人一緒に!」

「うえっ!? こ、こんな時にー!?」

「ドアも見えてないのにぃーーー!」

「ほらほら、行くよ! 魔法分類を答えよ! ヴィヴィオはミッド・ベルカの攻撃について、フォルセティは防御・補助・結界・捕縛の種類!」

ブルーなんとかドラゴンの砲撃から逃げてる最中で答えさせるこの酷さ。とにかく、答えないと始まらないし終わらない。

「ミッド! 射撃、砲撃、打撃、斬撃、魔力斬撃、遠隔発生、広域攻撃! ベルカ! 魔力付与攻撃、射撃!」

「正解!」

答えてる最中にドアが見えて来て、オリジナル・リヴィーがそう言ったと同時にドアが開いた。ドラゴンからの砲撃が途切れたけど、わたし達はスピードを落とさずにドアを潜る。そして勢いよく閉まった直後、扉を破壊して現れたのは巨大な蛇?

「次、フォルセティ!」

「ハガネール! 当たらない程度にかみなりのキバ!」


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