暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica7-Fそうだ、合宿へ行こう〜Walhalla〜
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してボヨンってトランポリンみたく跳ねる。

「わはは♪ すごいすごい! めっちゃ跳ねる♪」

「あぅ〜!」

リオはすぐに体勢を立て直して廊下(トランポリン)を楽しんでて、コロナはされるがままに跳ね続けてる。わたしもなんとか体勢を立て直そうとするんだけど、「む、難しい」からお尻で跳ねちゃってる。

「あの、フォルセティ、リオ。よろしければ手を貸して頂けませんか?」

「あたしが近いから手を貸すよ。フォルセティは、ヴィヴィオとコロナの方を手伝ってあげて〜」

フォルセティの方を見れば、フォルセティもすでに体勢を立て直して床に着地してた。わたしとコロナは一緒に手を差し出した。距離的に2人とも同じくらい。フォルセティはわたしとコロナ、どっちを先に助けてくれるだろう。わたしだったら嬉しいな、って思ってた時もありました。

「フローター!」

フォルセティが対象を浮遊させる魔法を発動して、わたしとコロナを浮かばせた。なんだろう、なんか納得できない。フローターのおかげでゆっくりと体勢を立て直せたわたしとコロナはそのまま着地。

「大丈夫だった2人とも?」

「「・・・うん。ありがと」」

「・・・? とりあえずフローターフィールドで足場を作れば、トランポリンの廊下をカット出来ると思う」

フォルセティが足元にベルカ魔法陣を展開して、廊下の床から少し離れた位置にフローターフィールドを、廊下と同じ長さになるように何十枚と一気に発動。最初にフォルセティが上がって、踵でコンコンとフィールドを蹴って、「よし。大丈夫。ヴィヴィオ、手を」って手を差し出してくれた。

「あ、うん、ありがとう♪」

それだけでさっき抱いた不満が消し飛んだ。フォルセティの手を取って足場に上がって、それからコロナ、イクスと続いて、リオは自力でピョンっと上がった。次のドアまでてくてく歩きながら「今度はリオだね〜」って喋っていると・・・

『Warning ! Warning ! Warning !』

そんな警告が廊下に響いた。さらにわたし達が通って来た廊下の奥から「ズルは禁止なのだぁ〜」って声がした。後ろに振り返ると廊下が綺麗さっぱり無くなっていて、代わりにブラックホールのような真っ黒な渦があった。声はそこから聞こえてくるみたい。

「フォルセティ! ズルはナッシング!」

渦から出てきたのは、大砲2門を背中に備えた機械のドラゴン?と、その首に跨った「リヴィー!?」だった。リヴィーも“ヴァルハラ”に行きたいって言ったから、一緒に来たんだけど姿が無かったから心配してたんだけど・・・。

(お化けの仮装をしてるってことは、エインヘリヤル・・・?)

廊下いっぱいの大きさのドラゴンが雄叫びを上げると、「っ!」ビリビリと肌や窓が震えた
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