暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica7-Fそうだ、合宿へ行こう〜Walhalla〜
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で失礼するよ」
「私も。全く驚いてくれたかったもの」
「なら私も。我々の
神器王
(
マスター
)
は本当に人使いが荒い」
ガンマに続いてアルファとベータが、「またね」ってわたし達に手を振りながら去ろうとするんだけど、足を止めて右に左とキョロキョロして「どうやったら帰れるのかしら?」ってアルファが首を傾げた。
「それにこの仮装も戻らない」
「ウチ、アルヴィトに戻って早く続きを読みたいんだけど」
肩を落としてるアルファ達と違って、デルタが「まあまあ、いいじゃんか♪」って笑った後、「あ゛あ゛あ゛♪」って呻き声を発しながらわたし達に駆け寄って来て、わたしをギュってハグした。
「イプシロンとゼータも、せっかくなんだから楽しもう! ほらほら、フォルセティとコロナとリオが空いてるから♪」
「これもまた、マスターからの指示ですからね。では、コホン。お、おああああああ!」
「イプシロンも参ります。が・・・ガオォォーーーー!」
ゼータはコロナに、イプシロンはリオにハグ。わたし達の視線が余ったフォルセティに集まると、「僕は男子だから」ってちょっと寂しそうに苦笑い。そうしたらデルタがわたしから離れて、「じゃあデルタがやる〜♪」って言ってフォルセティをハグしたところで・・・
『問題! 回答者イクスヴェリア』
イクスが指名された。わたし達は「頑張って!」って声援を送ると、イクスが「頑張ります!」と意気込んだ。イクスは夏休みが終わってからの編入になるけど、これまでに何度か一緒に勉強会を開いたから、すごく難しい問題じゃなかったら答えられると思う。
『魔法資質と魔力資質について答えよ』
「はい。魔法資質は個人個人で差のある、得意な魔法技術の種類、といいましょうか。遠隔発生、近接、放出などなどがあります。魔力資質は遺伝性が強く、その使い魔も似た資質を得ることが多いそうです」
以前、勉強会した時に教えた模範解答を、イクスはスラスラと答えた。正解音を待つまでもなく正解だってわたし達は判ってる。遅れて正解音が鳴って、ドアが勢いよく開いた。
「やりました!」
喜ぶイクスに「おめでとう!」を送って、わたし達はハイタッチを交わしてから先へ向かおう・・・とする前に、「アルファ達はどうするの?」って聞いた。
「そこの部屋で待っているわ。あなた達がゴールすれば、自ずとこのふざけた仮装も元に戻るでしょうし。デルタ、あなたもそれでいいわね? 変に付いて行って馬鹿な目に遭わされるのは勘弁よ」
「へーい。じゃあね」
手を振って見送ってくれるデルタ、それにイプシロンとゼータにわたし達も手を振って、次のドアへと向かうために歩き出す。ドアを潜って長い廊下に足を踏み入れた瞬間、「ほわっ!?」床がグニャッと沈んだ。そ
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