第十二部[僕のヒーローアカデミア]
外伝
外伝にじゅういち[無個性のヒーローアカデミア]
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「残念ですが、お子さんが個性に目覚めることは無いでしょう」
「ごめんねいずく」
違うんだよおかーさんそうじゃないんだ・・・
・・・
失意のまま歩いていると自然公園でトレーニングしている子供がいた。
いいなぁ、彼も優秀な個性を持って将来ヒーローに成りたいんだろう。
「君もヒーローになりたいの?」
「何になるか決めて無いからとりあえずやれる努力はやっておいた方がいいのさ」
努力、努力か、
確かに僕は個性がない事を理由に嘆いてばかりで夢を叶える努力をしたことは無かったな。
「個性が無くてもヒーローになれるかな」
「私は現在個性を使っていないけど君ぐらいなら100人ぐらい同時で相手取っても勝てる自信があるよ」
「個性が無くても超人にはなれる、超人に成れればヒーローなんて簡単さ」
ああ、
ああ、
僕はヒーローに成れるのか。
彼にヒーローに成りたいから鍛えて欲しいとお願いしたところ。
試験を受けさせられた。
「ここに立ってるだけでいいの?」
「逃げないでね。」
彼の雰囲気が変わったと思ったら僕は死んだ。
・・・
師匠に肩を叩かれた。
「合格、これからよろしくね、私のパダワン」
師匠の与えてくれる修行は地獄のような内容だった。
隣では師匠涼しそうに数倍の量をこなしてるけど、
師匠の個性は増強系とは関係ない個性だからこれが努力をするって事なんだと思う。
師匠は偶に修行をしっかりとやっているか見に来てくれる。
まずは身体作りを終えてからじゃないと技は教えてくれないみたい。
師匠の修行後に毎回くれる飴玉は美味しい。
師匠との修行は地獄だったけど、
師匠の
「貴方の流した汗の分だけ流す血の量が少なくなると知りなさい」
名言だと思う。
師匠の準備してくれる料理や、
師匠のしてくれるマッサージは天国だった。
それと最近目に見えて体が成長したと思う。
最近周りの子が小さく感じる。
師匠が新しい弟子を連れてきた。
心操君。
僕のライバルだって。
個性ありでも今はまだヒョロイ。
師匠の修行に耐えられたら君も立派な戦士になれるよ。
うん、
心操君の身体作りが一通り終わったみたい。
師匠が体術を教えていた。
僕が柔術主体の万能系の鍛え方されていたからか心操君は剛拳主体の鍛え方をするみたい。
まあ一番最初に教えられたのは度胸だったけどね。
指示が
「動くな、瞬きするな」で
顔面スレスレを寸止めの打撃が襲う。
正直に言うと何回か死んだと思った。
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