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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第五十四話 『翠屋〜本局出張店〜』慌ただしく開店 ★
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「さて、改めて自己紹介と少しだけ真面目な話をしましょうか」
リンディさんの言葉に和やかな空気が少しだけ引き締まり、その言葉共に自身を交渉用に切り替える。
「時空管理局提督、レティ・ロウランです」
そして、改めて頭を下げるレティ提督。
同じように頭を下げ
「魔術師、衛宮士郎です」
改めてお互いの名を名乗る。
「士郎君も想像はついているかもしれないけど、上層部に提出する前の報告書を確認してもらった一人で私の友人よ」
提出前の報告書を見た人物。
俺の予想通りではある。
だが一つ確認しておきたい事がある。
それは
「上層部に提出前の報告書という事はレティ提督は」
「ああ、私の事はレティでいいわよ。
プライベートなんだから」
「ならレティさんと、改めてお聞きしますが貴方は私の魔術をどう認識していますか?」
「武器庫からの自身への武装転送としか知らないわね」
やはり投影の事はまだ教えていないようだ。
だが今日ここに連れて来たという事は新たな協力者としてだろう。
それならば知っていてもらった方がよいのも事実。
なのでレティさんの言葉にリンディさんに視線を向ける。
そして、レティさんも俺の質問の意図が分からずリンディさんに視線を向けていた。
「話してもいいのかしら?」
「今後協力してもらえる方でリンディさんの信用のおける人ならば問題はないかと」
「ありがとう、士郎君。
レティ、これから話す事は私やアースラのスタッフでも一部しか知らない事で、報告もしてない事よ」
リンディさんの言葉にレティさんは驚くでもなく、まるで予想していたかのように
「やっぱりね。
いいわよ。誰かに話したりしないわ」
しっかりと受け止めていた。
そしてリンディさんもやはり
「そう言うと思った」
予想通りだと言わんばかりに笑っていた。
「なら説明するわね。
士郎君の使用する魔術、『転送』ではなく『投影』について」
ゆっくりとリンディさんは俺の魔術について話し始めた。
「これが士郎君の本当の魔術よ」
初めのうちは平然としていたレティさんだが後半、ジュエルシードを破壊した槍が魔力があれば複製できる話あたりから頭を痛そうに押さえはじめていた。
「確かにこれは報告できないわよね」
「そうね。報告したら厄介事にしかならないもの」
同情するような視線をリンディさんに向けるレティさん。
まあその気持ちもわからないでもない。
これがまだ俺が管理局に技術提供するというならば話はそこまでややこしくないのだろうが、基本的に関わり合おうとすらしないのだから余計に面倒なのだろう。
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