暁 〜小説投稿サイト〜
Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第五十四話 『翠屋〜本局出張店〜』慌ただしく開店   ★
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ユーノにはコーヒー、リンディさんとエイミィさんには紅茶をテイクアウト用の袋に入れて渡す。

「エイミィさん、差し入れのケーキ少し多めに入れていますので」
「ありがとう、士郎君」
「それじゃ」
「また時間が出来たら見に来るから」
「はい。ありがとうございました」

 店を後にする三人を見送る。
 時間は十二時半少し前。

 そして『翠屋〜本局出張店〜』はこれからが本当の戦いだった。

 リンディさん達がいなくなって十分過ぎたぐらい

「ごちそうさま」
「おいしかったって士郎君にも伝えてて」
「はい。ありがとうございました」

 ランディとアレックスを見送るフェイト。

 そして入れ替わりに女性の5人組。
 すぐ後に三人の男性。
 カウンター席にお一人の男性二人に女性一人。

 なんだか席がどんどん埋まっていき、本当に忙しくなってきたのだ。

「メイドさん、注文いいですか?」
「あ、はい」
「すいません」
「はい。今行くからちょっと待って」
「テイクアウトって出来ます?」
「はい。こちらのメニューでしたら」
      ・
      ・
      ・
      ・
      ・
      ・
             などなど

 海鳴の翠屋よりも小さい店舗だが十五時ぐらいまでお客さんがひっきりなしに来る状態だった。
 それも一段落したので、

「フェイト、アルフ、交代で休憩をとってくれ。
 お昼のサンドウィッチ用意したから」
「あいよ。フェイト、先に休んできなよ」
「うん。ありがとう」

 少しフラフラしているフェイト。
 アルフはまあ、体力的にはまだいけるか。
 そんな事を考えている時

「こんにちは」
「レティさん、いらっしゃませ。
 おひとりですか?」
「ええ、だけどランチじゃなくてテイクアウトを頼んでいいかしら、十人分なのだけど」

 十人。
 多いな。
 会議か何かで忙しいのだろうか?

「お昼を摂りに行く時間もないですか?」
「残念ながらね。
 あとデザートと飲み物も」
「はい。テイクアウトはサンドウィッチやクラブサンド、ホットドックになりますが」
「ええ、それでいいわ。
 デザートはおすすめを適当に。
 飲み物はホットコーヒーとティーを五つずつ」
「かしこまりました。
 カウンターにかけてお待ちください」
「ありがとう」

 カウンターにかけたレティさんにミルクティーを出す。

「これは?」
「サービスです。
 量が量なので少し時間がかかると思いますので」

 まあ、待たせるという事よりも椅子に座った時に大きなため息が聞こえたのでそのサービスだ。

「ありがとう、いただくわね」
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