暁 〜小説投稿サイト〜
Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第五十四話 『翠屋〜本局出張店〜』慌ただしく開店 ★
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が一部屋しかないので」
「あ、そうか。
それにしてもよく間に合わせたね。
今日は開店しないんじゃないかと思ったけど」
「リンディさんが店の責任者なんですから、そんなわけにはいきませんよ」
この店の責任者はリンディさんなのだから開店が延期するよう事はしたくない。
「あ、そういえば艦長がケーキとかがメインだけどランチとかはしないのって」
「一応、パスタとサンドウィッチぐらいは出来ますが、あまり考えていません。
明日以降であれば可能ですが、お客さんが来ないと捨てる事になってもったいないですし」
「ふ〜ん。
だけど艦長、局内の女の子達に店の話とかしてるし、このお店結構噂になってるよ。
しかも今日になってレティ提督も士郎君の料理の腕前褒めたし、昨日艦長と一緒に歩いてた少年って話題になってるし」
なんだその情報伝達の速さは。
いや、基本的に局の関係者多いから仕方がないのか?
「エイミィさん。
ランチの材料って確保できますか?」
「ふふ〜ん。実はもう用意してありますとも!!
これリストね」
「ありがとうございます」
リストに目を通す。
ハンバーグに、オムライス、この材料ならコーンスープとミネストローネの二種類のスープもいける。
あとはピザにオーブンの数があるのでロールパンとクロワッサンも焼きたてが丁度出来る。
開店には少し遅れるが何とかなる。
よし。やろう。
と思った時に更衣室のドアが開いた。
「お、おまたせ。
その変じゃないかな?」
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不意打ちだった。
「そんなことないって、よく似合ってるって」
「ありがとう。アルフ。
士郎、その……どうかな?」
「あ、ああ、可愛い。よく似合ってる」
俺の言葉に照れた笑みを浮かべるフェイト。
なのはのお揃いのメイド服を纏い、頬を赤く染めたフェイト。
本当に不意打ちだった。
フェイトの後ろから出てきたアルフもメイド服を着ているが、結構平然としている。
喫茶店ではこういう服という事で納得しているのかもしれない。
それにしても海鳴でなのはがメイド服を着て出て来た時は待ち構えてたからすんなりと返事が出来たのだが、今回は他の事を考えて心の準備が出来ていなかった。
深呼吸をして改めて見てもよく似合っている。
それにしてもなのはにしろ、フェイトにしろ、美少女メイドが二人。
……桃子さん、今のうちから慣れさせてそのうち翠屋でなのはとフェイトの二大看板メイドとかする気じゃないよな?
いや、アルフと美由希さんで四人か。
そんな事になったらすずか達も参加しそうだが。
「フェイトちゃんも、アルフも可愛い!!!
プレシア
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