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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第五十四話 『翠屋〜本局出張店〜』慌ただしく開店   ★
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こちらからいえば俺の魔術を教えて余計な面倒事に巻き込まれる事自体避けたい。

「だけど事情は把握できたわ。
 士郎君、改めて約束します。
 私もリンディと共に士郎君に協力致します」
「心より協力に感謝します。レティさん」

 握手を交わす俺とレティさん。

 新たな協力者を得る事も出来、その後裁判の状況などを再度確認をして今夜はお開きとなった。

 ちなみに残ったデザートはリンディさん、エイミィさん、レティさん、テスタロッサ家にきれいに分けられた。


 そして翌朝。

 またテスタロッサ家にお邪魔している俺とユーノがいた。

 昨日別れる際に朝食を食べに来てと招待を受けたのだ。
 その招待を受け俺はユーノとアルフと共にプレシアとフェイトの調理を椅子に座ってのんびりと眺めている。

 初めは何もせずに朝食をいただくのもあれなので、プレシアの手伝いをするつもりだった。
 だが楽しそうにプレシアと一緒に朝食の準備をするフェイトの邪魔をする事など出来るはずもない。

 そして、朝食を食べながら今日の事についてのんびりと話す。

「ならプレシアは今日も研究所か?」
「ええ、機材の搬入とかあるかも帰るのは遅くなるかもしれないけど。
 貴方は今日から裁判までの間どうするつもりなのかしら?」
「リンディさんに場所などの確保してもらっていてね。
 喫茶店をやる事になっている」
「実は私とアルフも手伝います」

 フェイトの言葉にプレシアが一瞬眼を丸くする。
 どうやらプレシアにいい忘れていたらしい。

「そう、しっかりね。
 時間があったら見に行くから」
「はい!」
「アルフも頑張ってね」
「あいよ」

 プレシアの言葉に満面の笑みを浮かべるフェイト。

 そして朝食の片付けは俺がやるという事でプレシアは一足先に家を後にする。

 朝食の後片付けを済ませ、そろそろ出た方がいいが渡す物があるし、確認したい事があるのでリビングに集まってもらった。

「ユーノは何時頃にこっちを発つんだ?」
「ミッドを発つのは十三時頃だよ。
 翠屋で時間を潰させてもらう事になると思うけど」
「かまわないよ。
 あとフェイト、アルフ、その中身を見てくれるか?」

 俺が指差すのは桃子さんから預かったフェイトとアルフ宛ての荷物だ。

「士郎、これって」
「桃子さん、なのはのお母さんからだよ。
 翠屋のお手伝いをしてもらうようになったらってさ」
「へえ〜、なのはのお母さんがね」
「何だろう?」

 首を傾げながら袋を開けるフェイトとアルフ。

「……士郎、これって」

 袋から出てきた物を見てユーノも呆れたような顔をしている。

 フェイトとアルフが手に持っているのはな
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