暁 〜小説投稿サイト〜
【完結】戦艦榛名に憑依してしまった提督の話。
0269話『榛名達との初詣』
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話

そして、

「Admiral! とっても綺麗ヨ! Very beautiful!!」
「アイオワのいう通りですわ。Admiral、とてもお似合いですよ」
「二人もありがとう。アイオワはやっぱり青の晴れ着が似合っているな。ウォースパイトもまた気品があっていいな」
「Thank you!」
「ありがとうございます」

その後に榛名の晴れ着も褒めている四人の姿があった。
そして、

「それじゃ時間も惜しいんでさっそく初詣に出発しようか」
「「「はーい!」」」

七人で町の初詣に顔を出していく。
でもやっぱり三が日という事もあって人混みが凄い事になっていた。
それでも町の人達は私達の事に気づいてくれたのか、

「あ、提督さん! あけましておめでとうございます!」
「提督の嬢ちゃん、今年もまた船団護衛とか頼むぜ!」
「提督さん、綺麗だねー……周りも綺麗揃いだから目を奪われるぜ」

などなど。
みなさんもとても好意的だったので安心して参拝が出来そうだった。
そしてお賽銭を済ませたあとにみんなで目を瞑って今年のお祈りをした後に、おみくじなどを引いてみた。

「提督さんはどんな感じだったっぽい……?」
「うーん……今回は中吉だったな。夕立は?」
「大吉っぽい!」

褒めてと言わんばかりに見せてくる夕立はとても嬉しそうだ。

「ノー! これは、キチ……? いい方なのかしら……?」
「うーん……悪くもなくよくもない感じですね」
「つまりアイオワの今年の運勢は普通って事ね」
「うー……悔しいデス」

大和とウォースパイトの評価に本気で悔しがっているアイオワがどうにもいつもより小さく感じた。
そんな中で、

「………提督。凶を、引いちゃった……」
「マジか……」

それで私は今にも泣きそうな山風の頭を撫でてやりながらも、

「そんな事は気にしないでいい。それなら気にせずに過ごせばいいじゃないか。でも心配だからおみくじを縛りに行こうか」
「わかった……」

山風とおみくじを縛りに行った後に、

「それじゃ少しだけ時間を過ごした後に帰るとしようか。時間制限も後二時間かそこらだろうと思うから」
「提督? あまり無茶はしないでくださいね?」
「わかっているよ榛名。少しの間だけ楽しもうか」
「はい!」

それで私達は屋台巡りなどを楽しんだのであった。



[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ