暁 〜小説投稿サイト〜
Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第五十三話 本局での生活
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、中にはミネラルウォーターが入っているのみで食材は買う必要がある。
 調味料の類もないので必要と。

 なかなか大量の買い物になりそうだな。

「士郎君、買い物の前に下見しておくでしょう?」
「そうですね。買い物が結構多くなりそうなので最初に下見しておきたいですね」
「じゃあ、案内するわね」
 
 フェイトに案内してもらう前に行く場所が一つ出来たが、それほど時間もかからないだろう。

 そして着替えてきたフェイト達と共に家をでてマンションの入り口まで戻ってきた。

「じゃあ、どんなお店から行こうか?」
「フェイト、悪いんだが一か所だけ先に行きたいところがあるんだが、いいか?」
「え? うん、大丈夫」
「ならリンディさん」
「ええ、案内するわね」

 リンディさんを先頭に歩き始める俺達。
 俺の言葉に頷いたフェイトだったが不思議そうな顔をしている。
 フェイトと同じように不思議そうな顔をして首を傾げてながらついて来るアルフとユーノ。

 無理もないだろうな。
 初めてやってきた俺が時空管理局本局でいきなり行きたいところがあると言う事自体がおかしい。

 そして五分ぐらい歩いて目的の場所に到着した。
 
「……これって」

 茫然と店を見上げるフェイト達。
 店の看板には『翠屋〜本局出張店〜』と日本語とその下にミッドの言葉で書かれている。

「……翠屋?」

 ちなみに翠屋にてなのはの家族を紹介するためのビデオ撮影もあったのでフェイトとアルフもこの店の存在は知っている。

「もしかして士郎の仕事先って」
「そ、翠屋の出張所の店主だな」

 フェイトの言葉に頷く俺に呆れた表情を浮かべるユーノとアルフ。

 当たり前だが桃子さんと士郎さんには許可をとっている。

 海鳴の翠屋のバイトでも厨房でのケーキ作りやコーヒー、紅茶を淹れたりはしていた事もあり、期間限定の出張所としてリンディさんが話をつけてくれたのだ。
 それにしてもよく裁判の期間中、しかもリンディさん達が本局にいない間は閉店する様な特殊な環境で開店の許可が取れたモノだ。
 余談だがアースラ内でも『翠屋〜アースラ出張店〜』という食堂の中にスペースが用意されている。

「でもさ、これって従業員は?」
「今のところ俺だけ。
 魔術師という立場もあるから下手に雇ったりするのも難しいし」
「えっと……なら私も手伝っていいかな」

 どこか期待した目でそんな申し出をしてくれたフェイト。

「勿論だ。
 それどころかこちらからお願いしたいぐらいだ」
「フェイトが手伝うなら私もやろうかな」
「本当に助かるよ、フェイト、アルフ」

 二人に感謝しつつ、こちらに来る二、三日前に桃子さんから
「フェイトちゃん達
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