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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第五十二話 動き出す歯車 ★
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る。
だが剣以外の戦いにおいて勝てるという確証はない。
我々の魔術に対する知識は少ない上に、この海鳴の地は衛宮の管理下にあるのだ。
どんな隠し玉があるかわかったものではない。
ならば我々が出来る事は一つ。
「主はやての身体を蝕んでいるのは闇の書の呪い」
「はやてちゃんが闇の書の主として真の覚醒を得れば」
「我らが主の病は消える。少なくとも進みは止まる」
「はやての未来を血で汚したくないから人殺しはしない。
だけどそれ以外なら……なんだってする!!」
今からする事は主との誓いを破る事になる。
「申し訳ありません。我が主。
一度だけあなたとの誓いを破ります」
レヴァンティンを握り、騎士甲冑を纏う。
シャマル達も私に倣う様に甲冑を纏う。
「我らが不義理をお許しください」
主との誓いを破ってでも主はやてを救いたい。
そのために武器をとる。
だが蒐集を行う上で気をつけねばならない事もある。
「衛宮がいつ戻ってくるかはわからんが、それまでに可能な限り蒐集を行う。
衛宮が海鳴に戻ってきてからは一旦海鳴の外に出てから蒐集だ」
「そんなんじゃ時間が」
ヴィータの気持ちもわかる。
魔法を使わず海鳴の外に出るだけで余分に時間がかかる。
「だが海鳴内で魔法を使えば確実に衛宮に把握される。
それは避けねばなるまい」
「ザフィーラの言うとおりだ。
それに衛宮が蒐集に気がつかれなければ主はやてと我々が海鳴内にいる間は衛宮の庇護下に入る。
そうなれば管理局も簡単には手が出せない」
海鳴での一番のメリットを手放したくない。
この管理外世界の中で独自技術を持つことにより、衛宮の管理下にある海鳴。
管理局が強制できない場所であるこの地は衛宮と敵対しなければ潜伏場所として好条件な場所なのだ。
若干不満そうながらも頷くヴィータ。
「ならば……行くぞ!!」
「「おうっ!」」
「はいっ!」
ビルの上から飛び立ちに我らは戦場に向かう。
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