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普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ハリー・ポッター】編
224 神秘部≠ナの戦い
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! ……なんだい、ポッターちゃん。ご挨拶じゃないか」

「……これ≠ェ欲しいんじゃなかったの?」

アニーはネビルを嘲笑するベラトリックス腹が立ったのか取り敢えずのところは武装解除呪文≠ナ黙らせ、予言≠示しながら話を戻す。そして何故か始まるアニーの煽りターン。

「……ところで、話を戻すけどさ本当に虚勢だと思っているの?」

「……どういう意味かね?」

「さてね? ……でも、マルフォイ家のドラコ君は誰からボク達がここに来るのを聞いたのでしょうか?」

アニーは相手が予言≠ご主人様>氛氓ツまりはお辞儀さん≠フ元へ持っていかなければいけない事を知っているので予言≠盾に煽る煽る。

(……なるへそ)

かの<xラトリックス・レストレンジとルシウス・マルフォイを煽りに煽っているアニーだったが、ふと俺に目配せをしたその瞬間、アニーが二人を──≪死喰い人(デス・イーター)≫を無駄に煽っている意図が判った。

……時間稼ぎだ。

そうとなれば俺も何もはしないわけにはいかない。

――「……俺がアニーに付くからそっちは2・2・2で分かれてくれ。全員生き残る事だけを考えろ──いいな?」

「何…?」

「ドラコに情報源(ソース)について聞いてない? ……ボクの予想が正しいなら虫≠ネはずなんだけど」

「……っ、どうやら貴様は不遜にも我々を(たばか)ったと思っているらしいが…」

アニーが時間稼ぎをしている内に人数割りを小声で6人に伝えておく。……すると、フレッドてジョージ、ハーマイオニーとルーナ、ネビルとジニー──といった塩梅でそれとなく身を寄せ始めた。無事俺の言葉が聞こえていたようだ。

……アニーに良いよう煽られてなお、手を出しあぐねいているベラトリックス・レストレンジを見て溜飲が下がったのか、ネビルも先ほどよりはいくらか落ち着いている。

(だが、これじゃあ──ちっ…)

内心で舌打ち。ある意味で意図していた状態ではあるが、こうも状況が膠着(こうちゃく)するのは(かんば)しくない。……こう大人数で固まっていたら救助されづらい≠フだ。

「……≪闇の帝王≫はお前の浅はかな考えは全てお見通しだぞ、ポッター」

「ボクの思考なんていくらでもお見通し≠オてくれて結構結構。……でもさ、知ってる? 挑発≠チて──のった時点でお終いなんだよ?」

「(アニー、こっちは良い感じに割れた。これから俺が1、2、3で隙をつくる)」

『了解、それから救助≠ウれるまで散開するんだね?』

「(その通りだ)」

「つべこべ言わず、あんたはその予言≠寄越せばいいのさ──“来たれ(アクシオ)”!」

「“護れ(プロテゴ)
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