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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第五十一話 それぞれの思惑と暗躍
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「管理局から今回証言するために本局に来る際に上層部と話し合いの場を設けてほしいの」

 やはり魔術関連か。
 まあ、リンディさんの表情から何となくは予想していたけど。

「話し合いの場というのはジュエルシードを壊した槍を渡せとかそういう事ですか?」
「武装もだけどなにより魔術技術の提供に関するものだと思うわ。
 あと私達以外はジュエルシードを破壊した槍の存在は知らないわ」

 なに?
 どういう事だ?
 確か……海鳴に戻る際にジュエルシードを破壊した槍は管理局の干渉を牽制のために公開するという話だったはずだが。

「情報提出の前に私の個人的に信用できる人に見てもらったのよ。
 その時にね、ジュエルシードを破壊した槍の情報を出した時に上層部がどう動くかわからなかいって意見が出たの」
「つまりはジュエルシードを破壊した槍の情報を公開するのが必ずプラスに働くとは限らないと」
「ええ、今現在は現状維持の体勢だけどもし強硬な手段をとるとなったら牽制として槍の情報は公開するわ」
「わかりました。その件はそちらにお任せします」

 リンディさんの言葉に頷く。

 それにしても現状、管理局全体としては現状維持という方向で動いているがあくまで全体としてだ。
 こういう組織だと派閥等はあるだろうし、派閥の中には強硬派もいるだろう。
 
 そう考えると先日の猫は強硬派の関係者と考えた方がよいか。

「でそちらに行くのはいつに」
「今月の25日でいいかしら」
「承知しました。準備はしておきます。
 それと要望と報告が?」

 俺の言葉に首を傾げるリンディさん達となのは達。

「まず要望としては収入ですね。
 ここにいない間バイトも何もかも休むので収入を得られる仕事をいただければ」
「そっか、士郎君の生活費ってバイトの収入だもんね」
「そうね。裁判の間短くても一ヶ月ぐらいはかかるものね。
 なにか準備しておくわ」

 これで向こうでの収入も確保できる。
 そしてもう一つの報告は

「先日、海鳴に何者かが侵入しました」
「「「「「えっ!?」」」」」

 俺の言葉に全員が目を丸くする。

「士郎君、どういう事?」
「先週、屋敷の近くまでこちらを観察しているモノがいました。
 ユーノのように姿を変えていたのか、アルフのように使い魔なのかは判断がつきませんが猫の姿をしていました。
 これだけいえばこちらの言いたい事はわかっていただけましたか?」
「侵入者の調査でいいかしら?」
「はい。
 あと一応確認しておきますが、今回の侵入者は管理局全体の意思で動いていますか?」

 その言葉に

「それはあり得ない」
「管理局側としては海鳴には不干渉が基本です。
 もし入る場合は士郎君
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