【ハリー・ポッター】編
222 予習復習時々策謀
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ダンブルドアは本当に感嘆する。守護霊の呪文(パトローナス・チャーム)≠ナ有体守護霊を作り出すのは本当に難しいからだ。……ロンがズル≠したからと云うことも多少は関係しているが──やはりは≪プロメテウス≫のメンバー全員が有体守護霊にまでこぎ着けたのは各々のやる気があったからこそだった。
「はい、≪プロメテウス≫に所属している5年生の闇の魔術に対する防衛術≠フふ・く・ろ・う≠ヘ見物かと」
「ほっほ──なら、儂の方でも微力ながら力添えしておこうかの。……努力は報われるべきじゃからな」
ダンブルドアは今からでも今年度のふ・く・ろ・う≠ノ於ける闇の魔術に対する防衛術≠フO≠フ数の皮算用でもしているのか、微笑みながらそう語る。
怪しくも明るい夜会はその後三時間も続くのであった。
SIDE END
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
SIDE ロナルド・ランスロー・ウィーズリー
普段の山のように課される宿題に加えふ・く・ろ・う≠ノ向けての勉強に身を窶しているとあっという間にバレンタインが過ぎて復活祭の時期がやって来た。
……ちなみにその間にはクィディッチのハッフルパフ戦があったが、180点差と云う──割とよくある結果に終わり、グリフィンドールが二連覇に王手を掛けることとなった。
閑話休題。
そしてその復活祭は俺達5年生に、人生の岐路に立っている事を教えてくれる。……有り体に云うのなら、これからの展望について──ひいては進路について考えるべき時期が来たのだ。
「むむむ…」「うーん…」
一通り資料を浚った俺とアニーは異口同音に唸る。……贅沢な悩みだとは判っているが、選択肢が多すぎて目移りしてしまっているのだ。
もしも得意科目不得意科目がはっきりしているなら選択肢の狭めようもあったのだが、自慢話になってしまうが──俺達は学年のトップ3を確約出来てしまえるくらいには成績が良かった。
……それはハーマイオニーにも当てはまるのだが、ハーマイオニーは≪S・P・E・W≫の関係なのだろう。いの一番に魔法生物規制管理部≠ヨの進路を定めていた。
「むむむ…」「うーん…」
(前世じゃ父さんに甘えちまったからなぁ…)
そんな風に内心で自虐しては、次は自分の趣味特技について考えてみる──までもなく自分の特性が一番発揮でき、かつ俺自身の趣向に沿っている職業を思い付く。……兄のチャーリーと同じ職業であるドラゴン・キーパーだ。
(……まぁ、ドラゴンは好きだし天職ではあるかもな…)
とりあえずはそう進路を定め、横目でアニーを見遣れば呪い破り≠ノ対して関心を持
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