【ハリー・ポッター】編
221 隔離病棟じゃないクリスマス
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ね」
「ああ…」
アニーの感嘆に俺もそう短く返すしかなかった。ハーマイオニーもネビルも愕然としながらも、アニーと俺の所感に追従する様に頷いている。
俺とアニー、ハーマイオニー、ネビルの前には59もの銀白色の化生──守護霊≠携えた59人の≪プロメテウス≫のメンバー達。
多少のズル≠ヘしたとは云え──よもや、≪プロメテウス≫のメンバー──アニー、ハーマイオニー、ネビルを除く59人全員が1日の内に守護霊呪文(パトローナス・チャーム)≠修めるとは思わなかった。
……その多少のズル≠ニは開心術≠ナ幸せな記憶を引っ張り出したことで、当たり前だが男子は俺に女子はアニーと分けてあり、開心術≠ナ覗いてしまった記憶についても決して口外しないと約束してある。
……もちろん、開心術≠拒否された場合は常道の、イメージトレーニングの方法を教えたると説明したし──最悪破れぬ誓い@ァてても良かったのだが、ザカリアス・スミスでさえも口頭の約束のみで受け入れてくれた。それは女子も同様だったようだ。
閑話休題。
「止めっ!」
号令の後の手拍子と共にメンバーたちは守護霊≠霧散させ、彼らからしたら──前に立っている俺達を一斉に見て口を閉じる。……そして、その様を見てふと脳裏にこう過る。
(……これって丸っきり軍隊だよな…)
……と。最近やっているのは大方魔法ケイドロ≠ネどのレクリエーションなのだが、何故か一部の──身内≠除く≪プロメテウス≫のメンバー達からの恭順度が高まっている気がする。
だからザカリアス・スミスやマイケル・コーナーですら俺に開心術≠使われる事を良しとしたのだ。
(……ま、いいか)
恭順度が上がっているとはいっても、危険があるわけでも無いので一旦そう捨て置く。これまでの──前世前々世を含めた人生で屡々あったことでもあるから…。
……ちなみに、その恭順度ゆえにアンブリッジに対して変に噛み付かない様にと言い含めてあり──真実薬≠ェ服用される可能性についても通達してあるので≪プロメテウス≫について嗅ぎ回られているとかの心配はしていなかったりする。
閑話休題。
「さぁ魔法ケイドロ℃nめるぞー」
今日も今日とて訓練に身を窶すのだった。
SIDE END
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