【ハリー・ポッター】編
219 魔法ケイドロ
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
出ようとしたのだ。……しかし誰も確保に向かおうとする警察≠ヘ居ない。あれは泥棒¢、の合図だと判っているから。
そう、決戦≠フ合図だ。
先ほど説明した通り、この魔法ケイドロ≠フ勝ち負けは泥棒の総数∞終了時に檻エリア≠ノ居る泥棒の人数∞警察の人数≠ナ決まる。……故にゲームの終わる間近かになると泥棒≠ヘ仲間を解放しようと押し寄せて来る。
泥棒¢、が決戦≠ノ打って出るかは人数的に微妙だったが、泥棒¢、は賭けに出たらしい。
……そうなれば、俺の相手は半ば決まってくる。
アニーが俺達三人の前に傍らにジョージとジャスティンを左右に携えてやって来た。……こちらハーマイオニーの同じ人数なあたりハーマイオニーの采配は見透かされていたと云うことか。
「……ハーマイオニーのところはネビルか?」
「まぁね。とりあえずは目には目を>氛氓チて事になればいいけどね」
「魔法だけなら充分だろう」
「ジョージ、ジャスティン──俺がアニーを抑えるから…」
「フレッド、ザカリアス──ボクがロン抑えるから…」
「残りは頼む」「後はお願い」
――“護れ(プロテゴ)”!
――“妨害せよ(インペディメンタ)”!
こうして俺とアニーの決戦≠フ幕は切って落とされた。
………。
……。
…。
さすがに、アニーを10分とか15分とかで降せるはずもなく、終わりの合図が発せられるまでアニーの相手をさせられてしまった。
……アニーを訓練に誘ってもう既に5年目。最早アニーはそこまでの強さとなっているのだ。
フレッドとジョージ、ザカリアスとジャスティンも、結果だけは俺とアニーと同様ではあるが、4名ともその肩で大きく息をしているあたり、まだ体力の方に難があるようだ。
……ちなみに勝利したのは泥棒<`ームで、上空には[泥棒チームの勝利!]の文字が判然と泥棒<`ームの勝利を讃えている。
「……さ、解散しようか。汗も流したいしね」
「賛成」
反省会みたいなものも無く≪プロメテウス≫のメンバーは男女別に設えてある部屋へと三々五々に散っていく。……負けた警察<`ームにも笑顔ばかり。
こうして笑顔を見れるのなら、レクリエーションを開催した甲斐もあったのかもしれない。
SIDE END
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ