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普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ハリー・ポッター】編
219 魔法ケイドロ
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乗する様に首肯しておく。他の鬼≠フメンバーからしてもハーマイオニーの案に異論は無いらしい。

……もしここで敵側にフレッドとジョージが揃っていたら気をもんだかもしれないが、今回はそうではない。ハーマイオニーの案でおおよそ大丈夫だろう。

ついでに5人目の泥棒≠捕まえて檻≠ノぶちこんだグループが合図として花火を上げる事になり──それからあれよあれよのうちに、グループ決めが終わる。テキトーに近く居たもの同士で組む、と云った仕儀だったので流れる様に決まった。俺の相棒はフレッドだ。

「じゃあ哨戒するグループを決めましょう」

「俺とハーマイオニーが居るグループで良いだろう」

哨戒グループの役どころは、ぶっちゃければ看守≠ネので腕利きの方が良い。……皆もそれを理解しているのか特にこれといった反対意見は上がらない。

「もう二分だ。そろそろ目≠開けよう」

作戦会議も煮詰まってきた事を悟り、そう提案すれば、一斉に首肯が返ってくる。俺は杖を振り目隠し≠終わらせた。

……当然のことだが、泥棒≠ヘ全員消えている。

「よし──散開!」

………。

……。

…。

「おい、ロン、あいつら…」

「ああ。コリンとセドリックだな」

フレッドと四方山話をしながらジャングルを歩いていると、ふと前方に二つの人影を捕捉する。漸く泥棒≠捕捉したのは開始から約12分──つまりは実質10分ほどのことだ。

どうやらその人影の正体はセドリックとコリンだったようで、二人はこちらに背を向けながら周囲を確認しつつ移動している。……どうやら俺とフレッドには気付いていないらしい。

警察≠フ存在を察知したら、泥棒≠ヘ大体逃げるしかない。泥棒≠ヘ警察≠ノ対して先制的に攻撃出来ないルールになっているのだ。

フレッドと共に杖を準備をして息を殺しながら、セドリックとコリンの背中に30メートル…25メートル…20メートルと迫っていき、15メートル地点に差し迫った時、セドリックが、違和感でも感じたのかこちらを向くが…。

(……遅いっ!)


――“石になれ(ペトリフィカス・トタルス)”


「“石になれ(ペトリフィカス・トタルス)”!」

俺とフレッドから同時に放たれた全身金縛り呪文≠ェセドリックに炸裂。呪詛を食らったセドリックはその場に倒れる。コリンは既に5メートルは先に逃げていた。コリンの逃走≠ニ云う選択肢を取るまでの早さから(かんが)みるに前以て話し合いは済ませておいたのだろう。

「コリンは──もう無理だな」

「セドリックを捕れただけでも良しとしよう」

フレッドはコリンに追い討ちをかけようとするが
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