【ハリー・ポッター】編
217 アンブリッジ先生≠フ初講義
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日刊予言者新聞】を使って魔法省が実施しているネガティブキャンペーンで槍玉に挙げられているのはダンブルドア校長くらいなものだから、こと闇の魔術に対する防衛術≠ノおいてはどちらかと云うとこちら側≠フ様だ。
閑話休題。
そんなこんなで時間が過ぎ──多数のグリフィンドール生につかえ≠残しながら、今年度初めての闇の魔術に対する防衛術≠ェ終わった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「飲むといい」
「ありがとうございます」
「どうも」
アンブリッジ先生≠教師と仰いでの、初めての闇の魔術に対する防衛術≠ゥら数日。俺とアニーは校長室へと足を運んでいた。
俺とアニー末席曲がりなりにも≪不死鳥の騎士団≫に在籍しているので、四方山話をしに来たわけではもちろん無く、今日校長室を訪れた理由はある種の定例報告だった。
ダンブルドア校長に淹れてもらった紅茶を一つ、二つと口にしていると、ダンブルドア校長が口を開いた。
「して、闇の魔術に対する防衛術≠ヘどうじゃったかの?」
「案山子を置いているのと変わらない授業でした」
「教科書を読むだけでふくろう≠パス出来るなら文句はありませんがね」
まずダンブルドア校長の問いに返したのはアニーだがその言葉はかなり辛辣で──次いで俺だが、俺もどこか語調が強くなってしまう。
しかしそれだけなら四方山話なので…。
「アンブリッジ先生≠フ授業に託つけて、大方の<Oリフィンドール生の意見統制は完了しています。……アニー、あれ≠」
「うん、判った。……校長先生、これ≠」
「どれどれ──ほう…?」
アニーに頼み、ダンブルドア校長に一枚の羊皮紙を渡してもらう。フレッドとジョージ、ディーンやシェーマスなどの男子と、アンジェリーナにラベンダーやパーバティなどの女子の署名がある羊皮紙だ。
……もちろん、俺、アニー、ハーマイオニーなどの──言い出しっぺ≠フ署名もあり、他にもセドリックを始めとして、パドマ、チョウなどの他寮の生徒の署名も散見される。
「見ての通り、他の寮生にも声を掛けてあります」
「よくぞたった数日間で集めたものじゃな…。……よし、このクラブの設立を認定しよう」
「ありがとうございます」
これが後に≪不死鳥の騎士団≫の後継ともまことしやかに囁かれる自衛団──≪プロメテウス≫の設立の経緯だった。
SIDE END
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