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普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ハリー・ポッター】編
216 ブラック邸にて
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そんなハーマイオニーに愛想笑いで返しながらハッフルパフがアーニー・マクミランとハンナ・アボット。レイブンクローがアンソニー・ゴールドステインとパドマ・パチルだと言葉少なに伝える。レイブン・クロー生であるルーナからも特に言及は無い。

それからと云うものの、ホグワーツに着くまで──マルフォイが襲来したりすることも無く、ホグワーツに到着するのだった。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

“組分け帽子”の歌──と云うよりは警告とアンブリッジ先生≠フ啓発的なスピーチを聞き終え、グリフィンドール寮。

「アンブリッジのスピーチ、どう思った?」

談話室は“組分け帽子”の警告とアンブリッジのスピーチについての話で騒がしく──そんな談話室の隅にハーマイオニーに、コンパートメントに会同していたルーナを除くメンバーが召集されていて、召集した張本人であるハーマイオニーは単刀直入にそう切り出してくる。

「あれってダンブルドアへの釘差しでしょ?」

「……まぁそうだろうな」

ハーマイオニーの質問に口を一番に開いたのは、答え合わせをするかの様な(てい)のジニーだった。

本来なら俺やアニーにも言及があるはずなのだが、ファッジはクラウチ・ジュニアの話だけで判断しているらしく、そうはならなかった。……故に今はジニーの云うとおり、こうやって──ホグワーツにちょっかいを出したりする事しか出来ないのだろう。

今のところ糾弾できるのはダンブルドア校長くらいなものだからか──日刊予言者新聞≠見る限り、メディアを使ってのネガキャンもいまいちパンチが弱いとしか言い様がない。

俺の肯定に言葉が足らない思ったのか──アニーが言葉を足した。

「今のところ例のあの人≠フ復活を公言しているのは、ダンブルドア校長先生くらいだからね」

「……魔法省はそれだけ例のあの人°ーいってこと?」

「ある意味そうだが、むしろファッジが怖がっているの復活していないとしているあれ∞≠謔閨Aダンブルドア校長だろうな」

「どうして?」

「きっとファッジはダンブルドアの反乱を怖れているのよ」

「うわぁ…」「ファッジェ…」

重ねてくるネビルの問いに答えてやる。するとネビルと──母さんの意向で詳しい話を聞けていなかったジニーも絶句する。激しく同意出来る。

「まぁ、アンブリッジ先生≠フ教師としての手腕は闇の魔術に対する防衛術≠ナ拝見ね」

そう締めくくるハーマイオニーの顔はどこか憂いが見えた。

SIDE END
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