【ハリー・ポッター】編
215 15歳、リトル・ウィンジングから
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有限だぞ」
「はぁ…」
ムーディ先生に言われ、予め纏めておいたトランクとアルビオンを持ち部屋を出る。
勝手知ったるや=Aと云った体でこのダーズリー邸を歩くムーディ先生に続いてキッチンまで降り──て、明らかになった護衛≠フ人数に改めて驚かされた。
……そこには、一緒に降りて来た3人の他に、6人もの魔法使いや魔女が居たのだ。驚愕してしまったボクを誰が責められようか。
ボクが皆を視認するのを確認していたのか、軈てムーディ先生が口を開いた。
「諸君、写真で既に顔を見せた思うが、こやつがアニー・ポッターだ。……しかしルーピン、こやつがちゃんとアニー・ポッターかどうか確認してくれ──≪死喰い(デス・イーター)≫がこやつに扮していたら笑い話にもならんからな」
「判った。……そうだな──アニー、君は何を恐れているか≠教えてくれ」
「ボクが恐れているもの=c?」
ボクが恐れているもの>氛氓ニなルーピン先生からの抽象的な質問に首を傾げかけるが、ふとルーピン先生がホグワーツで闇の魔術に対する防衛術≠フ教鞭を執っていたのを思い出した。
ついでに、授業で習ったマネ妖怪≠ノついて習った事も…。
「ボクは鉄骨≠ェ怖いかな」
「……答えてくれてありがとう、アニー──アラスター、この子はアニー・ポッターに間違いないようだ」
ムーディ先生は「そうか」と、鷹揚に頷くと護衛≠フ皆をボクに紹介してくれた。
「さて、簡単ながらポッターにも護衛≠紹介しよう。ルーピンと──一応私は知っているだろうから除外して、さっき部屋で会ったそこの紫髪の魔女からだな。そいつは…」
「マッド‐アイ、自己紹介くらいは自分で出来るわ。……アニー、私はニンファドーラ・トンクスよ、ニンファドーラ≠ニは呼ばないで」
「よろしく、トンクス」
紫髪の魔女──トンクスを皮切りとして次々と魔法使いや魔女達が自己紹介してきた。
「初めまして、キングズリー・シャックルボルトです」
と、まずは背の高い黒人の魔法使いが落ち着いた口調で。
「エルファイアス・ドージ」
二番手として掠れた声の魔法使いが短く自己紹介を終える。
「ディーダラス・ディグルと申します──お会い出来て光栄です…っ」
テンションと声が高めの魔法使い。紫のハットが特徴的だ。
「エメリーン・バンス」
マクゴナガル先生を彷彿とさせる色のショールを巻いた魔女がディグルさんに堂々とした態度で続く。
「スタージス・ポドモア」
亜麻色と云うのか、はたまた麦わら色と云えばいいのか──そんな髪を豊かに蓄えた四角い顎
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