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普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ハリー・ポッター】編
213 釈明
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キー≠ナホグワーツに戻ってきて──後は校長先生も知っての通りかと」

「……以上がボク達が見てきた経緯です」

「………」

「……くそっ、ピーターめ…っ!」

ちょうど良いタイミングにやって来たアニー以下3名に俺が説明した話の概要をダンブルドア校長から説明してもらい、俺が服従の呪い≠ノ掛かっている──演技(フリ)をしていた時の話をアニーにしてもらい、それからの内容は俺とアニーで交互に語る。

そんなこんなでホグワーツに移動≠オてくるまで内容を語り終えると、やはりと云うべきか、もはやアニーに目を掛けているのを誤魔化せていないスネイプ先生と、アニーの保護者であるシリウスが判りやすく怒り猛っている様子を見せた。

……母さんもアニーを心配していたが、先にマダム・ポンフリーの所に連れていって治療をしてもらったのが功を奏したのか、俺が服従の呪い≠受けてしまった話をした時にくらべたら幾分かその度合いはマシだった。

そしてダンブルドア校長は神妙な顔で口を開く。

「アニー、ロン長々と話してくれてありがとう──しかしじゃ、肝心な事をまだ()いておらぬ。……ヴォルデモート卿は今夜、舞い戻って来た、と取ってもいいのじゃろうか?」

「視認はしていません──そもそもヴォルデモート卿の顔を知りませんが、移動≠オてくる際にボクの名前を憎悪をありありと込めて叫んでいる存在が居たので、甦ったと考えても良いかと」

「ありがとう、アニー。……では儂もその方向で準備を進めたいと思う。……皆のものにも協力してもらおうと思うとるが構わぬか?」

ダンブルドア校長の問い掛けに父さんと母さんを含めた皆が頷く。……そしてダンブルドア校長は一つの爆弾を落とす。

「……そして、アニー・ポッターとロナルド・ウィーズリーを≪不死鳥の騎士団≫に迎えようと思う」

(え、マジで…?)

「認めません」

「む…」

俺の驚きも束の間、真っ先にダンブルドア校長の爆弾発言に反対したのはやはり母さんで、見れば父さんも難しそうな顔をしている。シリウスとスネイプ先生は意外な事に賛成こそしていないが、これといった発言は無い。一応、納得しているのであろう。

……しかし、アニーからしたら≪不死鳥の騎士団≫≠ネんて言葉は聞き覚えが無かったようで、当然の様にこんな質問が出てくる。

「≪不死鳥の騎士団≫…? ……察するにヴォルデモートと戦うための組織ですか?」

「ヴォルデモートはもちろんそうじゃが、≪死喰い人(デス・イーター)≫や闇の魔法使いも含まれる。……儂が信用を置いている者達で結成した自警団みたいなものじゃよ」

「なるほど…」

納得した様にアニーは頷く。しかし母さんはまだ納得出来て
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