暁 〜小説投稿サイト〜
普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ハリー・ポッター】編
212 ≪死の飛翔≫
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次にボクの足の裏が踏みしめた地面はどことなく馴染み深いものだった。いつの間にか(つむ)ってしまっていた目を開ければそこには少々様相を(こと)にしているが、間違いなく【ホグワーツ魔法魔術学校】に()けるクィディッチのピッチの情景があった。

……より正確には、ボク達選手陣が入った迷路の入り口の広場と云えばいいだろうか。

どうやらボクのホグワーツにちゃんと帰ることが出来るか≠ニ云う不安は杞憂(きゆう)に終わったようだ。

ホッと胸を撫で下ろすのも束の間…

――ワァァァァァアアア!!!!!

すわ爆弾か?≠ニすら勘違いしてしまうほどの歓声がボクとロンに降り注ぐ。

そして、思い出す。思えば、墓場に移動≠ウせられる前は三大魔法学校対抗試合(トライウィザード・トーナメント)≠フ決勝戦だったと。

(……そういえば、この場合って優勝はどっちになるのかな…。戻すってきた時はボクが触ったけど…)

ロンとボクは墓場に移動≠ウせられる前は同時に優勝杯を触れたから──と、そんな事を現実逃避気味にそんな事を考えていると、ダンブルドア校長先生に続きロンの──パーシーを除く家族と、シリウスやファッジ魔法省大臣だったかがこちらにやって来る。

「アニー、優勝おめでとう──ダンブルドア、アニーが怪我しているぞ!」

「では医務室へ連れて行かねばならぬな」

「では、私が連れていこう」

シリウスがダンブルドア校長先生とファッジ大臣の話に割り込む。しかしボクにはそのやり取りはどこか非現実的なモノに見えていた。

今日は色々な事がありすぎたから…。

……次第にボクの意識は微睡んでいき──咄嗟に抱えてくれたロンの胸元で意識を手放した。

SIDE END
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