暁 〜小説投稿サイト〜
Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第四十九話 とあるのどかな日常とメイドさん   ★
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がそれでも一瞬乱れていた。
 今回はそれが見られない。

 今夜は翠屋のバイトだし、なのはの夜の訓練を見る事が出来るか。
 いや、夜の訓練なら丁度試したい事があるからアレをやってみるか。
 
 シグナム達に管理局に行く事についてはなのはとの夜のトレーニングが終わった後に呼び出させてもらうとしよう。
 はやてには管理局の事など伝えていない事があるからシグナム達だけの方がいいだろうし。

「じゃあ、また後でね」
「ああ、今日は翠屋のバイトだから夜のトレーニングには付き合うから」
「うん!」

 なのはと別れ駆け足で家に戻り朝食を仕上げてしまう。

 こうして考えてみるとなのはの夜の訓練に付き合うのも久しぶりだな。
 そんな事を考えながら家までランニングをして、下ごしらえしておいた朝食を作り食べる。
 メニューは白米、味噌汁、卵焼き、焼鮭、納豆、ほうれん草のお浸しの和食である。

 朝食を食べ終わると汗を流し、制服を着て、鞄を持って家をでる。
 勿論弁当も忘れない。
 ちなみに弁当は朝食の準備の際に一緒に作っておいた。

「いってきます」

 誰もいない家に挨拶をしてバス停に向かう。
 
 そしてバスの中でなのは、すずか、アリサ達と合流して学校に到着。

 それから一日の授業を終え、全員で翠屋に向かう。

 その時はあんなものがあるとは思ってもいなかった。



 テーブル席でのんびりとしている、すずかとアリサ。
 その席にホットのミルクティと出来たてのフィナンシェを持っていく俺。

 そして、フィナンシェを作った翠屋のパティシエである桃子さんは今日はどういう訳かなのはと共に更衣室に入っていった。

 それになのはが出てくるのがいつもよりも遅い。
 なにかあったのだろうか?

「シロ君、そんなに心配しなくても大丈夫だよ」

 首を傾げながら更衣室のあるバックヤードの方を見ていたせいか士郎さんにそんな事を言われた。
 桃子さんが一緒なのだから、心配する必要がないのはわかっている。

「はあ、でも大丈夫なんですか?」

 だが今日に限っては

「で、でも!!」
「大丈夫よ! 可愛いから!」
「だけど!」

 などなど更衣室からなのはと桃子さんの声が聞こえるのだ。

 一体何事なのか、心配するというよりも疑問の方が大きい。
 声から察するになのはが何かを拒んでるようだが

 すずかとアリサも俺と同じ疑問を感じているのか首を傾げて顔を見合わせている。

 それからしばらくして

「おまたせしました」

 にこやかな表情で出てきた桃子さん。
 そしてバックヤードから顔を少しだけ覗かせているなのは。

「さあ、なのは」
「う〜、恥ずかし
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