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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第四十九話 とあるのどかな日常とメイドさん ★
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は実戦経験の差だよ。
魔術や剣に関しても師からは才能がないから二流レベルって言われてたしな」
なのは達よりも今現在強いというのは実戦経験と鍛錬を積み重ねてきた時間の差が大きいからだ。
なのは達がこのまま鍛錬を続ければ俺より強くなるだろう。
もっとも非殺傷設定というのがある魔導師では命を賭けた実戦の濃さでいえば魔術師の方が濃いのかもしれない。
それに俺はセイバーをはじめとするサーヴァント、英霊たちの戦闘を見ているのだ。
俺がいた世界のトップクラス、英霊の域まで上り詰めた使い手達の技能を見るという経験が自体がとても貴重である。
経験の話は置いておくとしてなのは達が今の俺のレベルまで達した時に俺が抜かれない自信があるとすれば弓ぐらいのものだ。
「二流か。いまいちピンとこないけど」
「魔術も投影以外まともに使えるのがほとんどないからな。
投影出来る武器をよりうまく使えるように、何かを極めるというよりも手札を増やして、戦いの幅を広げる事を意識してるんだ」
「なるほど、そういうことか。
あ、あとリンディ提督からなのはの携帯にメールが入ってて今月末ぐらいに一度証人として来てもらう事になるだろうって」
フェイトの裁判も順調のようでなによりだ。
「了解した。
正式な日付がわかったらできるだけ早めに連絡をくれるように返事をしておいてくれ。
学校も休む事になるから色々準備がいる」
「わかった。伝えておくよ」
それにしてもフェイトの裁判の証人か。
それ自体は構わないが、その間学校は勿論バイトも休まねばならない。
向こうで短期のバイトがないかリンディさんに聞いてみるのもいいかもしれないな。
それに管理局に行くとなればシグナム達と少し話しておく必要もあるか。
海鳴を空ける事もそうだが、管理局に行く事で余計な誤解を与えたくはない。
あとは昨日逃した猫の件もある。
逃して問題なかったとはいえ、また来る可能性も0ではない。
シグナム達にも伝えておいた方がいいだろう。
他には……ないとは思うが管理局が向こうにいる間に敵になった場合も想定して銃を隠し持っていくのも手か。
そこら辺はおいおい考えるとしよう。
今は
「なのは、そろそろ時間だぞ」
そろそろ時間切れだ。
トレーニングの後それぞれ家に戻り朝食を取りそれから学校である。
あまりゆっくりしていると時間がギリギリになる。
「あ、は〜い」
手の中で維持し続けた魔力をゆっくり霧散させるなのは。
なるほど。
ユーノの言うとおり順調の向上しているようだ。
魔力のコントロールに関しては前回みたのが先週。
その時は声をかけられた時に魔力が一気に霧散する事はなかった
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