【ハリー・ポッター】編
210 クラウチ家のスキャンダル
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(予言≠セろうな、多分)
よくよく考えてみれば、アニーの予言に赤い龍云々〜>氛氓ンたいなニュアンスで俺の事に触れられてもそこまでおかしいことではない。何しろ俺はアニーを矢面に、お辞儀さん≠滅殺するつもりなのだから。
実際、お辞儀さん≠フ不死のタネたる分霊箱≠熬シ接的かつ間接的に三つも破壊している。七つの内の三つなので半数を破壊しているといっても差し支えがない。
……そんな考察は一旦横道に置いておくとして、今はダンブルドア校長の信用(?)に答えるのが先だ。
(……使える手札は地図≠ュらいなもんだが…)
クラウチ氏を助けなければ無かったはずの懊悩。“忍びの地図”の件を出せば、当然ダンブルドア校長からいつから息子≠ノ知っていたか≠突っ込まれるだろう。
もちろん、クラウチ氏を助けた事を後悔しているわけではないが…。
そして、幾らかの逡巡の後、俺は意を決して口を開いた。
「……校長先生、推論を述べる前にお訊きしても?」
「構わぬよ」
「校長先生はバーテミウス・クラウチ≠ニ云う人物が二人居るのはご存知ですか?」
「……居た≠ニ云うのが正しい表現じゃな。バーティの息子はアズカバンで獄死しておる」
「……クラウチ氏の息子が獄死…?」
ダンブルドア校長は俺の言葉のニュアンスから俺の言いたい事を悟ったのか、神妙な面持ちでそんな風に改めてきたので、俺は驚いたような顔をしておく。……一応演技だが、記憶%Iには曖昧なところだったから。
「そうじゃ、投獄されて一年ほどだったそうじゃ」
「ですが地図≠ノは…」
「地図≠ヘネズミに化けたピーターすら暴き出した。……故に儂は地図≠ヘ疑ってはおらん。……じゃが、どうして──どうやって…」
手詰まり感が半端なくなり、お互い黙りこんでしまう。そこで俺は地味に気になっていた、獄死≠オたと云うクラウチ氏の息子について訊いてみることに。
「……ところで校長先生、獄死したいうクラウチ氏の息子については?」
「……大して知らぬ。バーティの息子を間近に見たのは、彼が終身刑に決まった裁判くらいなものじゃ。その時のクラウチ夫人の憔悴具合は今でも鮮明に──っ」
息を呑むダンブルドア校長。俺もまた、ダンブルドア校長からもたらされたクラウチ夫人≠ニ云う言葉で繋がっていなかったピースを繋げる事に成功する。
(っ、ポリジュース薬≠ゥ…)
縁の少ないものだったのでてっきり忘れていたが、ポリジュース薬≠もってすれば息子と母親の互いが互いに変身すればアズカバンの監獄から連れ出す事も可能
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