【ハリー・ポッター】編
209 第二の課題
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間の差異を調査しようと思っています」
「……ふむ、学術的興味≠ニ云うのなら、ミス・ポッターの代わりに発注するのも吝かではありません。……ところで量の方はどれくらい必要になりますか?」
「そうですね…。とりあえず、淡水下で使用するとして≠R時間分の量をお願いします」
こうしてボクは第二の課題への準備を終えた。
SIDE END
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SIDE ロナルド・ランスロー・ウィーズリー
「……さてさて、どうしたものか…」
基本的に大抵の事がある程度の水準≠ナこなせる俺だが、苦手な事もあった。
この場合の苦手≠ヘ出来ないことは無いが>氛氓ニ云う意識的な苦手≠ニ、全くもって不可能≠ニ云う不可逆を苦手≠ニ云う言葉で包んだ言い方の両方を内包している。
例を挙げるとするなら、前者は蜘蛛に頬擦り──後者が水泳だ。
……色々と述べてみたもの早い話、俺はカナヅチなのだ。言い訳させてもらえるのなら俺がカナヅチなのにも理由もあり、その理由は単純明快で俺が“ゴロゴロの実”──悪魔の実≠食べた事に起因している。
その弱点を解消しようと四苦八苦した事もあるが、よくよく考えてみれば割りと簡単に対処方が見付かった。……要は水中に入る前に“エアロ”系列の魔法で身に風を纏わせれば良いだけの話だった。
……尤も、その際は水には触れなくなると同時に水による浮力も無くなるので何らかの飛行手段も併用しなければならなくなるが…。
(……よし、決めた)
以上の点からして鰓昆布≠ヘ無意味だと半ば確定したが、それでも一応幾つかのパターンを用意してあり、その中では一番どの方法が楽か≠ニシミュレートしてみて方策が決まった。
「さあ、細工を始めようか…」
後は野となれ山となれ精神で行動──独自呪文の開発を始める事に。……いつだって僥倖が降るのは人事を尽くした者のみなのだ。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
時間と云うものは無情な奴な様らしく、いとも容易く2月24日と云う月日を運んでくる。
2月24日の今日は、三大魔法学校対抗試合(トライウィザード・トーナメント)≠ノ於ける第二の課題の開催日で、ハーマイオニーとネビルはマクゴナガル先生に、既に連れていかれている。
つまり、ネビルがアニーの、ハーマイオニーが俺に対する宝になったのだと考えて良いだろう。
そして、開始のホイッスルがバグマン氏によって鳴らされ、フラーとクラムがほぼ同時に──少し遅れてアニーが湖へ飛び込む。
…
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