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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第七話
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奪われた。


「よし、一丁あがりっ!」


此方を向いてグッと親指を立て笑顔を見せるファラ。思わずつられて笑顔を作ってしまう。







――だが、まだ終わってなかった。


「――ッ!!ファラッ!!」


炎上しているストーンゴレムとは別に、その背後から現れた新たな影。恐らく、ストーンゴレムは元々『二体』いたのだ。


「え……――――」


僕の声に後ろを振り向くファラ。そしてようやく気付いたのか体を動かそうとするが、気付くのが遅かったのか対応が間に合わない。
このままじゃ……。


「ッ……やらせてたまるか…」

最悪な光景が脳裏を過ぎる。思わず走り出す。知らない内に体の勢いが上がっていく。


「――やらせて……」


ファラに向け徐々に振り下ろされていく岩の腕。ファラは腕を交差させ少しでもダメージを減らそうとする。
間に合わないだろう。だけど僕はまだ駆ける。

絶対に助ける為に!


「たまるかアァァァァッ!」


声を上げたと同時に僕の周りに様々の色の光の円が現れる。
これは……『オーバーリミッツ』?
足の勢いが上がっていくのを感じ、そのまま先程のファラよりも早く駆け抜け、ファラのストーンゴレムの前まで走り、ストーンゴレムの攻撃を木刀で防ぐ。


「――!?……衛司っ!?」


「うおぉおぉぉぉ!瞬・迅・剣ッ!!」


一度ファラの無事を横目で確認した後、オーバーリミッツで上昇した身体の勢いのまま強力な突きをストーンゴレムの腹へと放ち、ストーンゴレムを突き放す。
ストーンゴレムはその勢いで距離が離れるが、僕は上昇した足の勢いで再度一気に距離を詰める!
一度だけ船の模擬戦で味わったある人物の秘奥義。通常の僕の身体能力ならどう考えても不可能だけどオーバーリミッツで覚醒した今ならきっとできる筈だ!!


「閃け、鮮烈なる刃ッ!」


まずは一撃。それを直撃させるとストーンゴレムは動きを止める。


「無辺の闇を鋭く切り裂きッ!」


そのまま連続してストーンゴレムの体に一撃、一撃と確実に攻撃を与えていく。


「仇なす者を微塵に砕かんッ!!」


更に一撃、一撃と連続で攻撃を与えていく。

ストーンゴレムはそのダメージの為か、石で構築された体が徐々に崩れ落ちていく。


「見様見真似の――漸毅ォ狼影陣ッ!!」


そして最後に放つ強力な一撃。それが直撃すると同時に、ストーンゴレムは確実に崩れ落ち、ただの岩の山と化した。


「――ハァ……ハァ……」


ストーンゴレムを倒したと分かった瞬間、先程の漸毅狼影陣とオーバーリミッツの反動が体に襲いかかって
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