第27話 まさかのリストラ宣言
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い場所はわからないだろう? 龍太君かあの女の子にでも案内してもらうかい?」
「いいえ。自力であなたを見つけ出し……勝って見せます」
有無を言わさぬ強い口調で、救芽井は古我知さんに宣戦布告。おいおい、勝ち目のある戦いじゃないんだろー!?
「……私は、松霧町のスーパーヒロインです。負けたりなんか、しませんから」
自分に言い聞かせるように呟いたのを最後に、彼女は無言でファミレスから出ていってしまった。それに続き、古我知さんも不敵に笑いながらこの場を立ち去っていく。二人共、お勘定は……?
――いやいや、今はそこじゃねぇ。どうすんだよ!? いつの間にかクビ宣告されちまったよ!?
自分でもわかるくらい露骨に焦りながら、俺は矢村の方を見る。
――そこには、独りで町を歩く救芽井を、ガラス越しに見つめる彼女の姿があった。いつもの気丈な顔色はなりを潜め、そこには堪え難い後悔の感情が伺えた……。
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