第23話 敵とのエンカウント率が異常な件
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笑うしかないよな。
「……変態君。さっきの強盗が持ってた武器だけど……やっぱりどう考えても普通じゃないわ。ピストルはともかく、手榴弾なんてそうそう手に入るものじゃない」
一難去ってお気楽ムードかと思いきや、救芽井さんがいきなりクソ重い話をぶち込んできた。いや、気掛かりなのはわかるけどね、ファミレスでする話じゃないでしょ?
――などと言いたいところだが、今回ばかりは他人事じゃないから真面目に聞くとしよう。確かに、ただの強盗にしちゃあ手榴弾はやり過ぎな気がする……。
「私の見立てなんだけど、もしかしたらこれは――」
その時だった。救芽井の言葉が終わる前に、彼女を含めた俺達三人が凍りついたのは。
「――僕の仕業、だったり?」
……おい。強盗より断然ヤバいのが来たんだけど。全然笑えねぇんだけど。
――古我知さんが、来てんだけど。
……ファミレスに。
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