ペルソナ3
1924話
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ろ、何かあった時にはすぐに頼られたりしているし、そう考えれば寧ろ慕われていたり、頼りにされていると言ってもいいだろう。
それでも、やっぱり女には女同士の付き合いとか、そういうのがある……って事なんだと思う。
「そういうもんか?」
「恐らくだけどな。……で、有里。お前は携帯とかそこまで気にする奴じゃなかっただろ」
何で有里がそこまで携帯を気にしているのかというのは、それこそ考えるまでもなく明らかだ。
山岸に送ったメールとか、まだ戻ってきていないからだろう。
何て言えばいいんだろうな、こういう場合。
そこまで細かく気にしすぎるな? それとも、直接家に行ってみろ?
まぁ、実家の場所は分からないかもしれないけど、その辺りはそれこそ桐条に頼めばどうにでもなりそうな……いや、無理か。
そもそも桐条の性格を考えれば、影時間とかそういうのに関係があるのならともかく、もしなければ……恐らく、生徒会長とか桐条グループとしての特権を使って、山岸の家の住所を教えて貰うといった事はさせない筈だ。
影時間、特にタルタロスを探索する上ではペルソナチェンジというスキルを使う有里の能力は非常に強力だ。
そうである以上、有里の提案を断ったりはしないような気もするが……いや、無理だな。桐条の堅苦しさは、こういう時にこそ発揮される筈だ。
これで、もし有里が山岸と同じクラスなら、担任とかに話を持っていく事も可能かもしれないが。
そんな風に思いながら、俺は順平達と会話を交わす。
順平アワーの時間はまだ終わらないらしく、他にも幾つか仕入れてきた怪談話をする順平。
だが……日中にそういう話をされてもな。
どうせなら、それこそ夜とかにすればいいのに。
そう思いつつ、中々に話すのが上手い順平の話に耳を傾けるのだった。
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