第8話
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」
「いいのかミリアム?せっかく街の案内を……」
「あはは、充分アーちゃんにも会えたし。シュミット爺ちゃんにも久しぶりに会いたいしね!」
「ふう……まあ何だか大事な用みたいだしな。じゃあ準備ができたら――――」
ミリアムの意志を確認したリィンがミリアムと共にアインヘル小要塞に向かおうとしたその時
「―――私もお付き合いします。」
アルティナが意外な申し出をした。
「へっ………?」
「リィン教官もご存知のように私の入学の目的の一つはリィン教官のサポートをする事をリウイ陛下より命じられています。なので、シュバルツァー家の使用人であり、リウイ陛下からも指示を頂いている私も同行するのが筋かと。それに特に人数の指定もないようですし。」
「あははっ、いいんじゃない?一緒に行こ行こ!アー・ミー・クー・ガーのさいきょーカルテット結成だね♪」
「勝手に妙なものに所属させないでください。」
無邪気な笑顔を浮かべて答えたミリアムの言葉にアルティナはジト目で反論し
「ふう……わかった。小要塞に行く準備ができたらまた声をかける。パンケーキも残ってるみたいだし少しゆっくりしててくれ。」
「了解しました。では、待機に移行します。」
二人の会話を見守っていたリィンは冷や汗をかいて溜息を吐いた後気を取り直してアルティナに指示をした。その後準備を終えたリィンとミリアムは間食をちょうど終えたアルティナに声をかけ、3人で小要塞へと向かったのだった――――
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