第8話
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できればお守を頼めないか?」
「ええ……それほ喜んで。」
「ぶーぶー、お守ってなにさー。えへへ、でもいっか。リィンが案内してくれるなら。」
レクター少佐のリィンへの頼みを聞いていたミリアムは頬を膨らませたが無邪気な笑顔を浮かべた。
「まったく緊張感のない……くれぐれも面倒を起こすなよ?」
「そんじゃ、また後でなー。」
「ふう………わたしもちょっと蔵書室で調べ物をしてくるね。演習のことを考えると調べておきたい資料があるから。」
「あ、わたくしも調べておきたい資料があるので蔵書室で調べてきますわ。その後医務室で確認したい事もありますので、アルフィンさん達に帰りが遅くなると伝えておいてください。」
「わかった、伝えておく。でも二人とも、無理はしないでください。」
「かいちょーは昔から頑張りすぎだから少し肩の力を抜いた方がいいと思うよー。それにセレーネも、マキアスみたいに真面目過ぎだから、かいちょーと一緒に少し肩の力を抜いた方がいいと思うよー。」
「あはは……うん、気を付けるね。」
「ふふ、助言ありがとうございます。―――それでは失礼しますわ。」
そして教官達はそれぞれの用事の為にその場から去っていき、その場はリィンとミリアムだけになった。
「あはは、でもよかったじゃん。かいちょーと一緒の職場で。相変わらず色々と頼まれて苦労してそうだけど。」
「はは、オレも色々助けられてるしその分返せればいいと思ってるけどな。―――それより、どうする?分校や街を一通り案内するか?」
「うんっ、よろしく!それじゃあレッツ・ゴー!」
その後リィンはミリアムに分校や街を案内しながら引き続き生徒達に相談に乗って、時間を過ごしている最中にベーカリーカフェでパンケーキを食べているアルティナを見かけ、声をかけた。
〜リーヴス・ベーカリーカフェ”ルセット”〜
「ここにいたのか、アルティナ。」
「……ええ、糖分摂取による体力回復を図っているところです。今日は少々疲れましたので。」
「そう言えば、ちゃんと部活が決まってよかったよ。レオノーラたちとの水泳部……楽しくやっていけるといいな。」
アルティナの話を聞き、アルティナの部活決めに付き合った時の事を思い出したリィンはアルティナを微笑ましそうに見つめた。
「……まあ、学院側の認可が下りてからの話かと。」
「はは……何はともあれ決まってよかったよ。」
「へー、部活をやるんだ?うんうん、ボクも応援するね!」
「………できる限り続けてはみるつもりです。そう言えば、そちらのブリーフィングは――――………?……今の声は。」
リィンと会話をしていたアルティナは自分達の会話にリィンの
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